青森市の山奥にある秘湯に行ってみた【タヌキの湯】
こんにちは、UOTOです。
先日、ネットで「青森市の山奥の渓流沿いには秘湯:タヌキの湯がある」という情報を目にしました。
しかもその秘湯は建物などは一切なく、川沿いに放置されている野湯(のゆ)との事・・。
ちょっと興味がわいた私は実際にその場所に行ってみることにしました。
青森市の山奥へ秘湯:タヌキの湯探し!
さっそく車を走らせ、その秘湯:タヌキの湯があると言われている下湯ダム方面へ。
とりあえず堤川の上流に下湯ダムはあるようです。
途中こんな珍しい神社も発見!!
この縄が凄いですが、詳しい情報がネットにはありませんでした・・・
名前も稲荷神社とどこにでもありそうな名前です。
そしてそのまま走っていくと別荘地らしい集落(グーグルアースでご覧ください)に出て、それを超えるとついに下湯ダムに到着。

絶景な大きなダムです。
画像では分かりづらいですが、かなりキレイなブルーのダム。
色からして明らかに普通の水ではないことが分かります。※何かしらの成分が混ざっている
この下湯ダムの建設にあたり、秘湯:タヌキの湯の原点である下湯温泉が廃業したとの事。
その下湯ダムを超えて、ネットで秘湯情報のあった「あやめ公園」に到着。


たぶん水辺広場的な公園で、最近誰も使ってなさそうな雰囲気。
ダムが建設されれば多少の観光地化が進みますが、ここは失敗した部類に入ると思います。
ネットの画像に見ると近くに橋が見えたので、たぶんあそこ!
一応再度確認しようとしましたが、この付近は電波がありません。※少なくともドコモは
なので何かあっても助けを呼べないので、慎重に行くことにします。※熊鈴は必需品!
上流から流れてきたのであろう岩と、明らかに人為的なテトラポットの上を歩く事10分。
ついに源泉と思われる湯気を発見!

岩と岩の間からはグツグツと音を立てながら温泉が噴き出しています。
たぶん相当熱いのでしょう。
隣の岩と岩の間ではヘビが茹で上がっていました。

そしてその源泉から少し進むと、ついに秘湯と思われる湯舟を発見!
「やっと見つけた」と秘湯に近づいてみると・・・。
分かりますでしょうか?
湯船にお湯が入っていなかったのです。
看板を見ると「乾燥消毒中」との文字が。
足だけでも秘湯:タヌキの湯に浸かりたかった私はちょっとショック。
いくら野湯とはいえ、定期的に誰かが管理しているようです。
とりあえず秘湯の雰囲気だけでもと思い、周りを見渡すと・・・



やっぱり昔の面影を残す遺構を見ているだけでも妄想が膨らみ楽しくなります。
結局、秘湯:タヌキの湯には入ることができませんでしたが、湯船・そして源泉が確かにあるという事と、かつての遺構が少し残されていた事を確認できただけで満足です。
本当は川で釣りとかしたかったのですが、ネット情報で「堤川には魚がいない」と書いてあり、確かに温泉の影響か川底の色が変だったので本当にいないみたいです。※だからダムの色も綺麗なわけだ
一応、源泉を使って温泉卵も作りました。

秘湯:タヌキの湯に行く際の注意点
今回、青森市の山奥にある秘湯:タヌキの湯に行ったわけですけど、もし「行ってみたいなぁ」って思った人のために簡単な注意を書いていきます。
クマ・ヘビに注意
人の手は入っているものの、周りは山なので必ずクマはいると思いますし、また茹で上がったヘビもいたくらいなので草むらなどにはヘビもいると思います。
熊対策の鈴やヘビ対策として長ズボン・長靴なども用意したほうがいいかもしれません。
何かあっても電波がないため助けを呼べないので気を付けましょう。
滑りにくい靴を用意
秘湯:タヌキの湯周辺は岩だらけで、足場がかなり悪いです。
滑って転ばないためにも滑りにくい靴を用意することをオススメします。
今回私は川沿いをずっと歩きましたが、本当はもう少し車で近づけたようなので、出来るだけ足場の悪い場所は避けていくといいかもしれません。
増水の恐れもあるので雨の日は絶対に行かないでください。
熱中症に注意
今回、私が犯したミスは飲み物を準備してこなかったことです。
気温は29度で結構暑く、源泉の熱も凄かったので長時間滞在すれば危険だったかもしれません。
先ほども言いましたが電波がないので、熱中症対策はしっかりするように!
自販機などが近くの集落にはなかったので、あらかじめ水分は買って用意してから行きましょう。
秘湯を守っていきましょう
かなり前に温泉施設はなくなったのですが、今でも誰かが管理してくれているみたいです。
ありがたいことです。
なので訪れる際はゴミを捨てたり、勝手に岩を使って湯船を作ったりしないようにしましょう。
たいへん貴重な秘湯なので、みんなで守っていきましょう!
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