私がパチンコ依存症から抜け出せた理由【末期から改善へ】

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パチンコパチスロ

パチンコ依存症とは?
アルコール依存や薬物依存と同じく、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つです。1970代に「病的賭博」としてWHOに正式な病気として認められました。
正式には「ギャンブル依存症」ですが、日本においてはパチンコによる依存者が多いため、「パチンコ依存症」という言葉が広がっています。

実は私、パチンコ依存症でした。

しかもかなり末期のパチンコ依存で、社会人になった21歳から27歳くらいまでは年間330日くらいはパチンコ(パチスロも含む)をやっていました。

金融機関からの借金はしなかったものの親や友人から借りたことはありますし、給料日前日までにお金が余っていると全てパチンコに使い、貯金はほとんどしたことがありませんでした。

そんな末期だった私ですが、今ではパチンコ依存症から抜け出して、趣味の範囲内で楽しむ程度に改善しています。

私がパチンコ依存症から抜け出せた理由を、経験を元にお話ししたいと思います。



パチンコ依存症の特徴とは?

冒頭でも言いましたが、パチンコ依存症(正式名称:ギャンブル依存症)は、WHOにも認められた病気です。

アルコール依存症や薬物依存症といった言葉を聞いたことがあると思いますが、それと同じで自分自身でギャンブルへののめり込みを抑制コントロールできなくなります。

パチンコ依存症の主な特徴がこちら。

パチンコ依存症の特徴(例)
・時間や金額を決めても止められない
・興奮を求めて多額のお金をつぎ込む
・パチンコへ行きたくて嘘をつく
・パチンコをしないと落ち着かない
・負けたお金を取り返そうとする
・お金を借りてパチンコへ行った
・パチンコが原因で大切な人と喧嘩した

どれか一つでも当てはまれば『パチンコ依存症』かもしれません。



これらに当てはまらなくとも、パチンコをしたことがある人であれば、パチンコ依存症になってしまう危険性があります。

「パチンコでいい思いをした」というのがキッカケとして多いですが、そもそもパチンコは映像や音などで人間の脳の快楽を刺激(ドーパミンを分泌)し、繰り返し依存させる特徴があります。

うおと
うおと

これは競馬や競輪など他のギャンブルにはない特徴です!

他にも「仕事や家庭でのストレスを抱えている」「話す相手が少なく孤独を感じている」といったこともキッカケとなることがあるそうです。

「男性」に多かったパチンコ依存症ですが、最近では「女性」のパチンコ依存症も増えており、どんな人でもなり得る可能性があります。



パチンコ依存症の末期になると?

パチンコ依存症が長く続けば、末期症状へと発展します。

【鬱病】【自律神経失調症】を発症したり、【借金】【貧困】といった生活への悪影響、【暴力】【自殺】【犯罪】といった社会への悪影響を及ぼすことがあります。

パチンコ依存症の末期症状
健康問題
ストレスによる鬱病・自律神経失調症の発症や、不眠や食欲不振などによる健康への悪影響
生活への影響
生活費がなくなり貧困になり、借金を抱えるようになる。
人間関係の悪化
お金の貸し借りや嫉妬などにより、家族・友人・職場でのトラブルが起こる
社会への影響
負けた腹いせによる暴力や盗みなどの犯罪、孤立や不安からの自殺も起こりうる



先ほどあげた『パチンコ依存症の特徴』の中で、複数個当てはまっている人はパチンコ依存症の末期である可能性があります。

私が自分のことを“末期の依存症”と思っているのは、全て当てはまっていたからです。

パチンコ依存症の初期段階であれば、そもそも自分がパチンコ依存症だと思っていません。

末期になってようやく「自分は依存症」と自覚することが多く、そこで「止めよう」と思っても止められないのがパチンコ依存症末期の特徴です。



パチンコ依存症末期だった私の例

パチンコ依存症の末期だった私の例をあげてみます。

・年間330日以上パチンコへ行ってた(仕事帰り含む)
・休みの日は開店から閉店までいることが多く、朝と昼はご飯を食べない
・パチンコの楽曲しか聴かない
・貯金をしたことがない
・パチンコで大負けしたことが理由で仕事を辞めたことがある
・自律神経失調症になり、安定剤を飲んでいた時期がある
・パチンコの勝ち負けで友人と喧嘩した
・仕事をズル休みしたり、約束をすっぽかしてパチンコへ行ったことがある
・親族がなくなり報告を受けた後もパチンコしていた

犯罪を犯していないだけマシなのかもしれませんが、その一歩手前まで近づいていた可能性もあります。

「俺ってクズだな…」と今振り返ると思いますが、当時はそんなことを全く思っていませんでした。

依存症という自覚はありましたが、次の日にはすっかり忘れて当たり前のようにパチンコ店へ向かってました。

一番末期を感じたのは、誰かを巻き込んでしまったことかもしれません。

パチンコ絡みで友人や親と喧嘩したり、会社に迷惑をかけてしまったり。

”周りを巻き込んでしまう怖さ”というのは、パチンコだけではないですがどの依存症にもあると思います。



パチンコ依存症は相談しづらい

「パチンコ依存症に悩んでいる時は誰かに相談しましょう」

と言う人もいますが、

パチンコ依存症になるのは自己責任だ!

と言われることが多く、パチンコ依存症は第三者に相談しづらい依存症でもあります。

「頭おかしいと言われたらどうしよ」「恥ずかしい」「“パチンコやってる”ってだけで見捨てられる」そんな不安が脳裏を過ぎって相談できない。

なので自分自身で『パチンコ依存 抜け出す方法』『パチンコを止める方法』とググって、解決策を探す人も多いはずです。

でも結局解決できず、そのまま末期状態に陥ります。



もちろんパチンコ依存は「自己責任」であるのは間違いありません。

始めたのもハマってしまったのも自分の意思。

ですが他の依存症同様で、パチンコ依存は一人で解決できる問題ではなく、誰かが寄り添っていかないと抜け出すのが難しいと思います。

逆に一人で解決しようとすると挫折を繰り返して、どんどん悪い方に進んでしまいます。



なぜパチンコ依存症から抜け出せたのか?

上記の【パチンコ依存症末期だった私の例】を見てもらうと分かる通り、当時はだいぶクズのような依存症生活でした。

しかし今では年間50日以下で使用金額も毎月2万円以下に抑えられていますし、そこまでパチンコに行きたいと思わないようになりました。

これを「パチンコ依存症から抜け出した」と言っていいのか分かりませんが、少なくとも「改善はした」と思っています。

一般的には「パチンコ依存症から抜け出すのは難しい」と言われていますが、それでも抜け出せたのには理由があります。



結婚して小遣い制になり、使えるお金が制限された

29歳で結婚したのですが、話し合いで小遣い制になり、使えるお金が限られるようになりました。

お金を無制限に使っていた生活から月3万円くらいしか使えない生活に変わり、もちろん最初はかなりのストレスでした。

ですが少しずつ慣れてきて、使えるお金が制限されたことでその水準に合った遊び方に変わっていきました。

うおと
うおと

ブログを始めたのもこの頃ですね!



パチンコを止めなかった

小遣い制になって行く頻度が減ったのはもちろんのこと、パチンコへ行くとしても1パチや5スロを楽しんだり、勝ちにこだわった立ち回りをするようになりました。

「パチンコを止めたら?」と思う方もいるかもしれないですが、パチンコを止めようとしても過去の経験上無理だって分かっているので、とにかく少ない金額でも本気でパチンコを楽しもうと思ったわけです。

依存症から抜け出そうとして失敗する人の多くは、無理にパチンコを止めようとするからだと思います。

完全に止めるのでなく、回数を減らして本気で楽しむ事が大事です。



新たな楽しみを見つけた

使えるお金が制限され、パチンコに行く回数が減ったことで、新たな楽しみを見つけることができました。

それが「釣り動画」です。

小学校の頃から釣りは好きだったのですが、大人になってから行く頻度が減り、行くとしてもパチンコ帰りとかで釣りだけのために外出するってことはしませんでした。

ですがパチンコに行く頻度が減ったことで、代わりに釣りへ行くようになり、そしてもっと釣りを楽しむために始めたのがYouTubeチャンネル【うおとぶいろぐ】

昔は休み=パチンコだったのが、今ではよほどの悪天候でなければ釣りへ出掛けるようになりました。

うおとぶいろぐ
青森県(主に陸奥湾や太平洋)で穴釣りを楽しんでいる【うおと】です。 ハッキリ言って釣りは下手です。気持ちで釣ります。 動画投稿は不定期(釣れない時もあるので・・・)ですが、基本的に木曜日の夜19:00に動画をアップします。 メイン動画のコメ...



子供

そして最後に「子供」の存在です。

結婚後もパチンコへはちょいちょい行ってましたが、子供ができてからは「パチンコに行きたい」という気持ちよりも「子供と関わりたい」という気持ちが圧倒的に強くなり、行く頻度がさらに減りました。

元パチンコ依存症の友人が結婚し子供ができた時に、

子供できたらパチンコに行きたいと思わなくなった

と言ってて、「そんなわけないだろ?」と疑っていましたが本当でした。

うおと
うおと

子供がこども園に通うようになってからは時間が出来たので、今は少し戻っていますが(笑)

寝ても覚めてもパチンコの事しか考えなかった末期の自分が、ここまでパチンコとの関わりを減らせるなんて未だに信じれません。

あくまでも私の例なので全員がそうなるとは限りませんが、何かしらのキッカケさえあれば、どんな末期のパチンコ依存症であっても抜け出せる可能性があるはずです。

パチンコ依存症と自覚がある方へ

ギャンブル依存症の人は全国に約320万人とされています。※厚生労働省調べ

そのうち大きな割合を占めるのがパチンコによる依存症で、他のギャンブルに比べて身近にパチンコ店があるのも原因でしょう。

身近にある故に止めることも難しいと言われており、社会問題にもなっています。



上でも言いましたが、パチンコ依存症は一人でググって解決できるような問題ではありません。

だからこそ320万人以上のギャンブル依存症がいるわけで。

「恥ずかしい」などといった気持ちも分かりますが、辛いときは信頼できる誰かに話を聞いてもらうだけでも違うと思います。

そういった人がいないのであれば、相談機関を利用するのも手です。



そしてパチンコ依存症から抜け出すなら、まずはキッカケが大事です。

私の場合を振り返ると、

・結婚して使えるお金が制限された
・新しい楽しみを見つけた

といったことが大きなキッカケで、それによってパチンコへ行く頻度が大幅に減りました。

何もなしにただ止めようとしても絶対無理です。

「パチンコを止めましょう」とは言いませんが、パチンコをしながらでもいいので色んな事に興味を持つように心がけて、パチンコから少しずつ距離を置くことがパチンコ依存症を抜け出す第一歩になるはずです。

うおと
うおと

小さいことからでもいいので今から始めましょう!何かあったらコメント欄で相談に乗ります!

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