3月・4月は、就職や進学などで、多くの若者が青森県外へ行ってしまいます。
若者離れは日本全体の問題ですが、青森県は特にその傾向が強く、2016年のデータによると15~24歳の約1万人が県外へ転出しているとのこと。
青森にも魅力的な大学、会社が多くあります。
それでも多くの若者が県外へ・・・。
なぜ若者達は青森県から出て行ってしまうのか?を考えてみたいと思います。
※当記事は2018年の記事をリライトしたものです
多くの若者が青森県を出る理由
なぜ多くの若者が青森県を出て行ってしまうのか?
その理由の多くが『進学・就職』です。
平成29年のデータによると青森県から県外に転出した人の年齢は18歳が最も高く、次いで22歳、20歳になっています。
データからも分かる通り、高校・短大・大学卒業を機に、就職や進学で県外へ出ていく人が多くいるという事です。
ネットの意見を抜粋します。
・青森の会社は給料が低いから
・行きたい大学が県外にある
・県内の大学では学べないから
青森県内にも魅力的な大学・会社はありますが、都会ほどではないため、学びたいこと・就きたい仕事のために県外へ出てしまうってこともありそうです。
若者らしいこんな声も・・・
一部こんな声もありました。
・特に理由はないけど県外にいってみたい
・青森をとにかく出たい
なんとも若者らしい意見ですが、県外、特に東京への憧れから青森県を出るってことも。
国土交通省の資料によると、
②レジャー・娯楽
③交通や日常生活の利便性の高さ
④地元の閉塞感・男女の役割分担意識への不満
といった理由から、若者が東京圏に集まっているそうです。

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ひろさき未来戦略研究センター東京事務所が取ったアンケートによれば、地元で暮らすことに感じるデメリットとして、
・娯楽の少なさ
・気候(寒さ・雪など)
といったことが多く挙げられたそうです。
【仕事がない】は県全体の課題だけど、【娯楽の少なさ】【気候】に関してはどうしようもできません。
仕事があり娯楽も多く、気候もちょうどいい東京へ行ってしまうのは、仕方ないのかもしれません。

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若者が戻って来やすい青森県にするしかない
進学や就職そして東京への憧れが理由で、若者離れが止まらない青森県。
若者が流出すれば少子高齢化が進み、県全体の経済・産業の衰退に繋がります。
そしてさらに住みにくい県になり、若者離れが加速するといった悪循環にもなりかねません。
とはいえ、夢や希望を持って飛び立つ若者を止めることはできません。
一度県外へ出ることで新しい発見・出会いがあると思いますし、改めて地元の良さに気づくこともあります。
なので青森県ができることって、無理に若者を引き止めることではなく、Uターンで戻ってこようと考えている若者をすぐに受け入れられるような体制づくりなのかもしれません。
それは仕事面だったり、サポート面だったり・・・
若者が戻ってきやすい県を作ることが、結果として若者離れを抑えることに繋がるのではないかと思います。
青森県では、【あおもりUIJターン就職支援センター】を青森県東京事務所内に開設し、首都圏等に在住するUIJターン希望者の青森県内への就職相談を行っているそうです。
詳しくは、上記の青森県庁ホームページをご覧ください。
コメント
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転勤族の夫の都合で名古屋から弘前へ引っ越してきました。(地元は関東圏です)
こちらのブログが青森の貴重な情報源となってます!
青森に引っ越してきて感じたのは
①とにかく交通機関が不便すぎること。弘前⇄青森へ行くのに車でも電車でも1時間近く掛かること。本数も少なすぎます。せめて雪が無い時期は本数増やしてもいいのでは?と思いました。足がない若者はどうやって出掛けてるのか疑問。
②若者の娯楽が少なすぎる。土地はいくらでもありそうなのに大型ショッピングモールが無さすぎる(ららぽーとやアウトレット等)
③求人そのものが少ない。
時給の低さも驚いたんですが、そもそも求人数が少なくて
選ぶ余地が無い…
交通機関が便利で当然、娯楽施設も買い物する場所も揃ってる、仕事も選び放題が当たり前の地域で育って来たので
地方との都市部の格差をひしひしと実感してます…
長々と失礼しました。
コメントありがとうございます。
確かに名古屋及び中京圏、コメ主様の地元:関東と比べると、交通機関・娯楽・仕事はかなり不便かと思いますし、それこそが若者が減っていく理由だと思います。
それもそのはず、青森県の全人口=さいたま市の人口とほぼ同じなので・・・
もちろん不便な田舎ではありますが、青森県ならではの楽しみ方、魅力ってきっとあると思います。
難しいかとは思いますが、少しでも青森県を楽しんでいただければ幸いです。
Uターンしたけど。
結局、県民性?なれないです。
病院に行けば、デリカシーが無く
大勢の患者さんの前で病名を言わて案内され。
手続きするにも、俺様な態度には驚きました。
故郷だからと、離れていたから
良くみえたのだと痛感しました。
関東は色々な人が居て良いのだと
改めて想い知らされました。
コメントありがとうございます。
大勢の前で病名ですか・・・それは酷いですね。
私も色々な病院行ってますが、そういうところは見当たりませんでした。
なので、県民性というよりかは、その病院の問題かと思われます。
関東だと色々な病院があるので選べますが、田舎だと限られるので、そこは問題かもしれませんね・・・。
雇用に関しては国の問題が大きいですね。
グローバル化でより人件費が安い国に生産拠点が移転し、長引くデフレでそもそも企業が売り上げを上げられない。
これじゃあ企業を誘致したくても出来ない。緊縮財政と行き過ぎたグローバリゼーションが全ての元凶だと思っています。はっきり言って完全に国政の失敗です。
コメントありがとうございます。
県だけでなく国の問題もあるのかもしれませんね。
このご時世、企業誘致は難しいのかもしれませんが、なんとか転出超過に歯止めがかかって欲しいものです。
学校教育まで閉鎖的な青森で生まれ育っても、明るい未来は待っていない。
自分の子供を青森の学校に通わせたくない。だから未来を掴むために上京して東京出働いている。すごい辛いことも多いが青森とは比較にならないほど希望を持って生きられている。
青森で暮らすことで明るい未来が消えていくことは間違いない。
コメントありがとうございます。
一度きりの人生ですから、自分の希望が持てる場所で働くことは大切ですね。
生まれ育った場所を離れることで、良い部分や悪い部分が見えてくると思いますし。
「キサマ、ドコノウマノホネジャ」と言われると何処とも言えない私。
その私が長年過ごしている地域は何事についても中途半端で「地域文化」がありません。
青森県って「良い意味で隔離されている地域」なので「地域文化」としては、
とても魅力的だとは思います…が「地域文化だけ」では飯が食えないですよね。
コメントありがとうございます。
確かに「地域文化」があれば魅力的ですし、観光客などには喜ばれます。
しかし魅力だけだけ人口減少は止められませんし、地元民は満足できません。
それが今の青森県の現状。
逆に地域文化がない地域の方が、新しい文化を取り入れることもできるので、今の若い人にはそっちの方が魅力的なのかもしれませんね。