日本を代表する世界遺産『白神山地』
世界最大級のブナ林が原生しているなど、手つかずの大自然が広がっています。
そこで疑問なのが、
白神山地は青森県と秋田県、どっちのもの?ってこと。
実際にネットでは、
・白神山地 秋田 青森 どっち
・白神山地 どこにある
・白神山地 どっちの県
などと検索されているようです。
「白神山地」は青森と秋田、どっちの県のものなのか?考えてみます。
白神山地はどっちの県?

「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」という理由で、1993年に世界自然遺産に登録された『白神山地』。

映画「もののけ姫」の最初に登場するエミシの村のモデル舞台となっています!
「Q:白神山地は青森と秋田どちらのイメージですか?」と問えば、意見が真っ二つになると思います。
それもそのはず、青森県と秋田県両方の観光雑誌で白神山地が紹介されています。
白神山地周辺を観光しようと思っている人からすると、「白神山地はどっちの県なの?」と困惑してしまうと思います。

十和田湖と同じですね(笑)
結論から言いますと、
白神山地は青森県と秋田県、両方の世界遺産です。
これは白神山地の公式サイトにも掲載されています。
白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。
引用:白神山地ビジターセンター
なので『青森県の白神山地』『秋田県の白神山地』どちらも正解になります。
面積の割合は?
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白神山地には「核心地域」と「緩衝地域」があります。
核心地域・・・許可が必要 ※後述
緩衝地域・・・許可不要
白神山地の世界遺産登録区域(核心地域)に限って言えば、
青森県:12,627ha(74%)
秋田県:4,344ha(26%)
となっており、青森県側の割合が多くなっています。
ただし、市町村別に見ていくと・・・
青森県西目屋村:3,858ha
青森県鯵ヶ沢町:4,649ha
青森県深浦町 :4,120ha
秋田県藤里町 :4,344ha
と大差ありません。
入山がしやすいのは?
白神山地へ入山しやすいのは、白神山地の北側である青森県側です。
各ルートに加えてガイド施設も充実しているので、初めて訪れる方でも安心だと思います。

ただし白神山地世界遺産地域(核心地域)への登山目的の場合、既存の歩道に加えて、青森県側における27区間の「指定ルート」に限っての入山となります。
秋田県側の核心地域には指定ルートがなく、登山目的での入山は不可だそうです。
白神山地の入山手続きについてはこちら
東北森林管理署
まとめ


結局、白神山地はどっちの県なの?
正解は・・・世界遺産:白神山地は青森県と秋田県、両方のものになります。
白神山地を青森県側から楽しめば『青森の白神山地』になるし、秋田県側から楽しめば『秋田の白神山地』になります。

ただ入山のしやすさやPR施設の充実度を考えると、青森県=白神山地の方がイメージとして強いのかなって思います!
青森と秋田が誇る世界遺産:白神山地を、ぜひ旅してみてください。



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