青森銀行とみちのく銀行が経営統合!?我々のメリット・デメリットは?
2021年5月11日衝撃的なニュースが飛び込んできました。
青森銀行とみちのく銀行が、経営統合に向けて本格協議に入ることを14日にも発表する方向で調整を進めていることが10日、県内や金融庁など複数の関係者への取材で分かった。
引用:Web東奥
青森県の2大地銀である青森銀行とみちのく銀行が経営統合に向けて話し合いを行うというニュース。
前々からそういう話はありましたが、今回のニュースで「やっぱりそうなったか」という感想。
2021年4月に持ち株会社「プロクレアホールディングス」を設立して経営を統合。
そして2025年1月の合併を予定し、合併後の銀行名が『青森みちのく銀行』になることが決定しました。
青森銀行とみちのく銀行が統合したときのメリット・デメリット
青森銀行 | みちのく銀行 | |
創業年 | 1879年 | 1921年 |
総預金額 | 2兆8911億円 | 2兆1622億円 |
貸出金額 | 1兆8256億円 | 1兆6951億円 |
店舗数 | 95店舗 | 94店舗 |
従業員数 | 1310人 | 1338人 |
青森銀行とみちのく銀行と言えば、共に青森県の経済を引っ張ってきたライバル同士。
そのライバル同士が合併するのだから驚きです。
ライバル同士で手を組まないといけないくらい、青森県の状況が厳しいってことなのかもしれません。
正直言うと、銀行の経営統合に関して知識が全くありません。
銀行はお金を預ける場所くらいにしか思っていない無知な私が、青銀とみち銀が経営統合したときのメリットデメリットを庶民視点で考えてみます。
メリット1:お金を下ろせる場所が増える?
現在、青森銀行とみちのく銀行はATM利用手数料無料の提携を行っています。
なので“キャッシュカード”による支払いや振り込みは、お互いのATMで手数料無料です。
ただし通帳はNG。
ですが経営統合すれば、通帳でも手数料無料で利用できるのではと思っています。
片方の銀行のATMしかないって地域でも、統合で自由に出し入れできるようになれば便利になりますよね。
メリット2:通帳が一つになる?
青銀とみち銀、両行の通帳を持っている人は多いと思います。
転職経験があれば、なおさら持たされると思います。
でも通帳もキャッシュカードもあまりたくさん持ちたくないですよね。
しかし経営統合すれば、通帳やキャッシュカードが一つにまとまって便利になるのではないでしょうか?
デメリット:近所の支店がなくなる?
2大地銀が経営統合すれば競争がなくなるわけで、既存支店の統廃合が進む可能性もあります。
住んでいる場所によっては、統廃合によって近所の支店がなくなり銀行が遠くなるってことも考えられます。
車を持っている人ならまだしも、移動手段のない高齢者なんかは大変ですよね。
正直、経営統合による顧客のメリットはほとんどありませんが、この一つのデメリットが地域に大きな影響を与えそうです。
顧客を置き去りにしない経営統合をお願いします
私はバカなので、銀行経営の事はよく分かりません。
ただ地域の人口減少だったり経営環境の悪化が、経営統合の理由だというのは理解しているつもりです。
将来のことを考えれば、青森銀行とみちのく銀行の経営統合は仕方ない事だと思います。
国も推進していることですし・・・
ただ経営統合すれば必ずコストカットがあるわけで、支店の統廃合は進むと思っています。
そうなればサービスの低下や銀行難民が増えてしまうのではないかという不安もあります。
銀行からすれば統合は大きいメリットなんだろうけど、顧客からすればデメリットの方が大きい気もしています。
まだ統合に関して確定事項ではないのでどうなるか分かりませんが、もし経営統合するなら顧客を置き去りにしないで欲しいと思います。
青森銀行は“地域のために お客さまとともに 人を大切に”
みちのく銀行は“家庭の銀行”
経営統合しても、このスローガンは忘れないで欲しいですね。
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