八戸市の人口がまさかの23万人割れ!43年ぶりの22万人台へ

 

青森県南部地域の中核都市である八戸市ですが、先日の人口が23万人を割ったとのニュースが飛び込んできました。

八戸市というと青森県内でも比較的工業が盛んで、テレマーケティング企業なども多く進出しYahoo!八戸支店もあるなど、雇用が確保されていそうなイメージがありますよね。

しかし2018年は全国10位の転出超過

前回2017年は26位だった事を考えると大幅な上昇。

こちらが2018年の転出による減少数トップ10です。

長崎市  -2376 人口約42万
北九州市 -1674 人口約96万
那覇市  -1636 人口約31万
堺市   -1522 人口約83万
神戸市  -1520 人口約153万
寝屋川市 -1447 人口約23万
横須賀市 -1352 人口約40万
函館市  -1341 人口約26万
浜松市  -1291 人口約79万
八戸市  -1269 人口約23万

※ちなみに県都:青森市は13位です。

「な~んだ、長崎とか北九州の方が減ってるじゃん」と思ってしまうかもしれませんが、このデータから影響が大きい都市は函館市と八戸市です。

そして人口23万人を割ってしまう状況は深刻なのです。

その理由を書いていきたいと思います。




八戸市の人口が22万人台へ

私が学生の頃の八戸市は24万人というのが常識でした。

簡単に八戸市の紹介をしますが、漁業や工業が盛んで青森県南・岩手県北の中心都市として発展してきた青森県第二の都市になります。

1981年に24万人台に乗せてからは2000年初めの頃まではその人口を維持(南郷との合併もあり)していたのですが、10年近く前に24万人を割ってそして2019年に23万人を割って43年ぶりに22万人台に突入してしまいました。

減少の傾向としては滑らかだと思いますが、今回の転出超過10位にランクインしてしまい、安心もできなくなったのです。

 

転出超過が増えた理由

今回の減少には理由もあります。

それが陸上自衛隊部隊改編で陸上自衛隊八戸駐屯基地の定員が400人減になったことが影響しているのではないかと言われています。

400人減少するという事はただ単に自衛官が400人減るという事ではなくて、その家族も八戸からいなくなる可能性もあるということなのです。

仮に全員結婚していたら、400人+配偶者400人で800人減となります。

この400人+α減の部隊改編は大型工場一つ分失ったくらいの数値とも言えます。

その他の理由には近隣の町村に移り住んだというのもあります。

八戸市近郊の南部町・おいらせ町・六戸町というのは若い人に人気の居住地で、安い土地と一軒家を求めて八戸から移住した可能性もあるのです。

とにかく今回の転出超過の理由というのは色々あるかと思います。

 

他の転出超過市町村に比べて八戸は深刻

冒頭で函館市や八戸市は影響が大きいと私は述べました。

その理由が人口です。

もう一度転出超過ランキングをご覧ください。

長崎市  -2376 人口約42万
北九州市 -1674 人口約96万
那覇市  -1636 人口約31万
堺市   -1522 人口約83万
神戸市  -1520 人口約153万
寝屋川市 -1447 人口約23万
横須賀市 -1352 人口約40万
函館市  -1341 人口約26万
浜松市  -1291 人口約79万
八戸市  -1269 人口約23万

例えば、2位の北九州市をご覧ください。

人口が96万人いて、転出超過数が1600人ってそこまで影響がないと思います。

数値にすれば0.1~0.2%程度。

このランキングで注意しないといけないのは人口が少ない都市で、人口が少ないほど転出超過数での影響が大きくなります。

この中で20万都市は寝屋川市・函館市・八戸市で、寝屋川市を例にすれば0.6%の減少になります。

しかし寝屋川市の場合、周囲をそれなりの都市に囲まれた大阪都市圏に含まれているので多少減ったくらいでは人口減少の実感がないと思います。

ですが八戸市や函館市の場合は、周辺に大きい都市というのがないので減少による影響は他のランクインしている都市よりも深刻だと思います。

 

人口減少による影響

たぶん上記のような人口減少数だと短期的にはそこまで影響はないと思います。

しかし長期的に見れば徐々に実感がわいてくるでしょう。

特に八戸のように町内ごとに祭り組織のあるようなところだと、「若い人が減った」「参加人数が減った」「資金が集まらない」という事が増えてくると思います。

実際に全国各地の自治体でも祭りの担い手不足というのは深刻な問題。

八戸市は「三社大祭」「えんぶり」などの祭りが盛んな都市です。

現在でも少しずつ問題にはなっていますが、今後人口減少が続けば必ず運営に支障が出てくると思います。

 

八戸市ができる人口減少対策

人口減少というのは日本全体の問題で、少子化も進む今では止めることができません。

また八戸は20万以上の都市なので子供を育てる環境はそこまで悪くはないのに、それでも少子化が進んでいるのだから、なかなか子供を増やすというのは厳しいと思うのです。

なので今回八戸市の人口減少の一番の要因である転出超過を防ぐことが重要になってきます。

しかし陸上自衛隊の改編などは自治体が止めることもできませんし、そういった転出は仕方ないとも思っています。

大事なのはそれ以外の八戸市から出て行ってしまう若者たちを引き留めることが重要なわけで、「ここで働きたい」「ここで暮らしたい」と思えるような街づくりが必要なのです。

そのためには中心市街地の発展が必須と言えます。

しかし今の八戸市の顔である中心市街地はどちらかというと高齢者向け。

はっちやガーデンテラス・マチニワの完成で都会的な雰囲気ができてはいますが、市が税金でできるのはそこまでだと思います。

県内外の民間企業に八戸中心街の魅力を発信し、投資を促し、中心市街地を開発していけば若者にも観光客にも魅力的な八戸市が出来ると思います。

難しいとは思いますが、色々知恵を出し合えば必ず打開できます。

人口22万人台になってしまった八戸ですが、それでも青森県南・岩手県北地域の中心都市なのは変わりありません。

中枢中核都市にも認定されたので、これからもっと地域のまとめ役として発展して行ってもらいと思います。

今後の八戸市の動向に注目です。




UOTO

UOTO(うおと)青森県在住の30歳。

【青森をもっと元気に!】を目標に大好きな青森県でブロガーとして頑張っています。
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