青森の天気予報で見かける『三八上北』とは?
青森県民にはお馴染みの『三八上北地方』
しかし初めて青森を旅行する人や青森県に移住した人などは、天気予想などを見て「三八上北ってどこなの・・・?」と疑問に感じる人も多いはずです。

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そんな「三八上北とはどこ?」って人のための記事になっています。
三八上北とは?
三八上北(さんぱちかみきた)とは、簡単にいうと青森県南部地方の総称になります。
三(三戸郡)、八(八戸市)、上北(上北郡)と地域の頭文字をとって名付けられており、主に天気予報などで使われます。

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域内人口は約48万人で、青森県人口の4割を占めます。
三八上北に属する市町村は以下の通り。
【三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村】
『八』・・・・八戸市
『上北』・・・上北郡
【野辺地町、七戸町、六戸町、横浜町、東北町、六ケ所村、おいらせ町】
※三沢市、十和田市含む
じゃあ『上十三』は?
『三八上北』って言葉の他に、『上十三(かみとうさん)』という言葉もあります。
最近では「上十三保健所管内で・・・」といった感じで、新型コロナ関連のニュースで耳にすることが多くなりましたね。

一般の声
って方もいるかと思いますが、上十三とは上北郡(上)・十和田市(十)・三沢市(三)の頭文字をとった地域名です。
紛らわしいのが、三八上北の「三」とは地域が変わるってこと。
上十三の『三』・・・・三沢市
間違えないようにしましょう。
三八上北の豆知識
これで終わってしまうのもあれなんで、ここからは三八上北に関する豆知識をご紹介しましょう。
三八上北の天気
青森県南部地方の人が天気予報をみるとき【三八上北】を参考にしますが、場所によっては参考にならない場合も。
例えば、上北郡の横浜町。
横浜町は【上北郡】に属しますが、観光の分野では下北地方に含まれます。
それと同じで天気予報でも、“下北の天気”を参考にする人が多いです。
次に上北郡野辺地町。
野辺地町も【上北郡】に属しますが、こちらは“津軽の天気”の方が参考になります。

特に冬場はその傾向が強く、「三八上北は晴れ」と予報が出ているのに野辺地町などでは豪雪みたいなときが結構あります。
そもそも三八上北の天気は、太平洋型気候で雪の少ない八戸市を基準にしているため、当てにならないのです。

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もし青森県を旅行する際は、この天気予報にも注意してみてください。
八戸・三戸の「戸」に関することは過去記事で。
これだけだと足りなそうなのでもう一個豆知識・・・。
青森県における「上北」「下北」とは?
三八上北の『上北』は上北郡の事だと分かったと思います。
「じゃあなんで青森県には『上北郡』と『下北郡』があるの?」って話ですが、かつてこの一帯は『北郡』と呼ばれる広大な地域だったことに関連します。
その北郡が明治11年の郡区町村編制法によって、東京寄りの地域を『上北』、東京より遠い地域を『下北』と分けられたのです。

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三八上北とは地域の頭文字!
三八上北に関する記事を書いてみたものの、あまりにも内容が薄くなってしまいました・・。
でも三八上北の意味は分かって頂けたと思います。
青森県南部地域の総称。三戸郡・八戸市・上北郡の頭文字をとっている。
青森県には、頭文字をとって付けた地域名がけっこうあります。
上北郡・十和田市・三沢市
西北五(せいほくご)
西津軽郡・北津軽郡・五所川原市
東青(とうせい)
東津軽郡・青森市
中弘南黒(ちゅうこうなんこく)
中津軽郡・弘前市・南津軽郡・黒石市
天気予報や地域区分で使われたりしていますので、ぜひ覚えてみてください。

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