青森の天気予報で見かける「三八上北」って何?
みなさんこんにちは、UOTOです。
さて青森県民にはお馴染みの「三八上北地方」。
しかし初めて青森を旅行される人や、青森県に移住した人などは天気予想などを見て「三八上北ってなんだよ?」と疑問に感じる人も多いはずです。
なにかの呪文のようにも聞こえてしまうかも・・・。
そんな「三八上北とは何?」って人のための記事になっています。
三八上北とは?
三八上北(さんぱちかみきた)とは、簡単にいうと青森県南部地方の総称になります。
三(三戸郡)、八(八戸市)、上北(上北郡)という意味を持っており、南部地方に住む青森県民が天気予報見る際はこの三八上北を参考にします。

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というか三八上北という言葉を使うのは天気予報ぐらいで、ただ頭文字を取っただけなので深い意味はないのです。

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ってことでここからは豆知識をご紹介しましょう。
三八上北の豆知識
三八上北の天気
青森県南部地方の人は天気予報では「三八上北を参考にする」と言いましたが、場所によっては参考にならない場合もあります。
例えば、上北郡の横浜町。
こちらの町は過去記事でもご紹介しましたね。
横浜町は上北郡という部類ではありますが観光の分野では下北地方に含まれます。※六ヶ所村も同じ
それと同じで天気予報でも「下北」を参考にするほうが確実です。
同様に上北郡内の「七戸町」「野辺地町」も三八上北を参考にするよりは、「津軽」の天気を参考にしたほうが良い場合もあります。
特に冬場はその傾向が強く、「三八上北は晴れ」と予報が出ているのに野辺地町などでは豪雪みたいなときもあります。
そもそも三八上北の天気は、太平洋型気候で雪の少ない八戸市を基準にしているため、当てにならないのです。
かといって津軽の天気を参考にすると全然違ったりもするので、結構難しい。
なので夕方ニュースの全市町村ごとの天気を欠かさずにチェックするという県民も多いのです。
もし青森県を旅行する際は、この天気予報にも注意してみてください。
八戸・三戸の「戸」に関することは過去記事で。
これだけだと足りなそうなのでもう一個豆知識・・・。
青森県における「上北」「下北」とは?
三八上北の「上北」は上北郡の事だと分かったと思います。
じゃあなんで青森県には「上北郡」と「下北郡」があるの?って話ですが、かつてこの一帯は「北郡」と呼ばれる広大な地域でした。
その北郡を明治11年の郡区町村編制法によって、東京寄りの地域を「上北」、東京より遠い地域を「下北」と分けられたのです。

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三八上北とは地域の頭文字!
いざ三八上北に関する記事を書いてみたものの、あまりにも内容が薄くなってしまいました・・。
でも三八上北の意味は分かって頂けたと思います。
この三八上北の他にも「上十三(かみとうさん)」という呼び方が存在しますが、この場合は上(上北郡)、十(十和田市)、三(三沢市)という頭文字からきています。
なので三八上北の「三」とは地域が変わります。
青森県には数字・方角の付く町や地域が多いので、なかなか面白いまとめ方をしており、他にも「西北五(にしきたご)」という呼び方は「西津軽郡」「北津軽郡」「五所川原市」をまとめた言い方になります。
複雑そうに見えて実はただただ頭文字を取っただけというシンプルな呼び方だったわけですね。
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