
青森県の戦国武将と言えば、誰なんだろう?

青森県で一番有名な戦国武将は??
戦国時代の勉強や戦国系のゲームをしていると、こういった疑問を持つ方もいることでしょう。
愛知県だったら織田信長、山梨県なら武田信玄・・・といった感じで、各都道府県に有名な戦国武将っていると思います。
では『青森県の戦国武将で有名なのは?』ということを考えていこうと思います。
戦国時代の青森県
あまり戦国時代のイメージがない青森県ですが、もちろん戦国時代はありました。
まず、青森県を代表する大名家が『南部家』です。

15世紀頃、津軽地方に勢力を持っていた安藤家を滅ぼした南部家。
これにより現在の青森県全域及び岩手県中央までを統一し、南部家は「三日月が丸くなるまで南部領」と言われるほどの広い領地を持つことになりました。
しかし1571年、当時大浦城主だった大浦為信(後の津軽為信)が石川高信の守る石川城を攻撃。
当時の南部家は後継ぎ争いで混乱しており、それに乗じて大浦為信が津軽の各諸城・浪岡北畠家を制圧そして独立。

青森県には津軽家と南部家の二つの大名家が誕生しました・・・。
これが後々藩となり、青森県へと変わっていきます。

細かい歴史や勢力は端折っています!
青森県には教科書に載るような合戦はないかもしれませんが、小大名同士の戦は結構あったようです。
青森県の戦国武将で有名なのは誰?
青森県の戦国武将は?と言われても、あまりピンとこないと思います。
「有名な青森県の戦国武将」を考えるうえで参考になるのが、戦国ゲームとして有名な【信長の野望】。
1983年から今に続く大人気歴史シミュレーションゲームです。
ゲーム知識を元にすれば、
・南部晴政
・南部信直
・南部利直
・八戸政栄
・石川高信
・北信愛
・沼田祐光
・泉山古康
・北畠顕村
・津軽為信
・津軽信枚
・七戸家国
・赤沼備中
など
といった青森県の武将が挙げられます。
でもまぁ・・・ほとんど知らない武将ばかりなはずです。
青森県を代表する武将を考える中で、参考になりそうなデータがありました。
【信長の野望 大志】が発売される際に発売元の光栄が、各県民を対象とした人気武将調査アンケートを行っていました。
その結果、青森県の1位は『津軽為信』になったそうです。※同率で上杉謙信

南部家から独立した経緯があり、“裏切り者”という悪いイメージが強い津軽為信。
豊臣家そして徳川家との関係をいち早く確立して本領安堵されるなど、中央の動向を見抜くずば抜けた外交能力があったと言われています。
関ヶ原の合戦では自分と三男の信枚が徳川方に味方し、嫡男の信健を石田方に味方させてどちらが勝っても津軽家が残るようにしたという話も。※真田家も同じ方法で存続しています
ゲームにも登場(しかも強い)しているし、弘前市ではわりと津軽為信を推しているので、それが人気に繋がっているのかもしれません。

津軽為信は髭が濃く、家来たちから【髭殿】と呼ばれていたそうです!三国志の関羽に憧れていたという噂も・・・
青森県で有名な戦国武将は『津軽為信』

【信長の野望】のアンケート結果や地元の知名度を考えると、青森県で有名な戦国武将は『津軽為信』で間違いないでしょう。

ゲームに登場している点が大きいですかね!
他の青森県の戦国武将についても簡単に触れて終わりたいと思います。
南部晴政
南部家24代当主、三戸城を再建して南部氏の最盛期を築いた
北信愛
南部家の内政・外交に取り仕切っていた重臣
石川高信
石川城主で津軽地方の政治を任されていた南部家の重臣
北畠顕村(浪岡顕村)
浪岡城主で浪岡氏10代当主
沼田祐光
上野国沼田出身で全国行脚中に津軽為信に仕え、津軽家軍師として活躍した
七戸家国
南部家臣、九戸政実の乱では九戸家に仕えて豊臣軍と争った
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