なぜ青森に『キリストの墓』があるのか?【嘘?本当?】
青森県新郷村という小さい村には、ちょっと不思議な観光スポットがあります。
その名も『キリストの墓』
キリストの墓と言えば、ゴルゴダの丘で磔刑になったイエス・キリストが埋葬された墓で、エルサレムの聖墳墓教会が有名。
しかしなぜか青森にもキリストの墓が・・・。
ここは日本です。#キリストの墓 #ピラミッド pic.twitter.com/zxVim4vJCA
— UOTO×タマ画伯【青森の田舎ブロガー】 (@mausugahaku) August 3, 2019
なぜ日本に、しかも青森県新郷村にキリストの墓があるのか?
そしてそれは嘘か本当か・・・?
見ていきます。
なぜ青森にキリストの墓があるのか?
キリストの墓があるのは、人口2000人ほどの青森県新郷村。
山に囲まれたのどかな村です。
実はこの村には『キリスト日本渡来説』という、ゴルゴダの丘で刑に処されたはずのキリストが日本に渡来し、この地(現在の新郷村)を訪れ106歳まで生きたという伝説があるのです。
イエスキリストは21歳の時日本に渡り12年間神学について修業を重ね、33歳の時ユダヤに帰って神の教えについて伝道を行いましたが、その当時のユダヤ人達、キリストの教えを容れず、かえってキリストを捕らえて十字架に磔刑に処さんと致しました。しかし偶々イエスの弟イスキリが兄の身代わりとなって十字架の露と果てたのであります。
~キリストの里公園案内板より~
つまり磔刑にされたのは弟イスキリであり、兄のキリストは逃げて青森に来たってこと。
しかし昔から墓があったわけではなく、青森にキリストの墓が見つかったのは最近のこと。
昭和10年、茨城県にある皇祖皇大神宮の竹内家に伝わる『竹内古文書(たけのうちこもんじょ)』を元に竹内氏が新郷村を訪れ、キリストが眠っているとされる盛り土を発見し、そこに十字架を立ててキリストの墓としました。
ただ『竹内古文書』に関しては嘘の可能性が高いということから、キリスト渡来説の信ぴょう性は薄いと言われています。
嘘とは言い切れない、不思議な言い伝えも・・・
墓を発見しただけだと作り話にしか過ぎませんが、この新郷村にはキリストが来たかもしれない不思議な言い伝えがあります。
・家紋がダビデの星
・子供の額に十字架
・ナニャドヤラはヘブライ語?
新郷村という名前になる前、この地は「戸来村(へらいむら)」と呼ばれる村で、その「へらい」という村名はユダヤ人の別名『ヘブライ』から来たという説があります。
また、キリストの子孫とされる人物の家の家紋がユダヤのシンボル「ダビデの星」に似ている事、子供を初めて野外に出すとき額に十字を書く事、この地の盆踊り「ナニャドヤラ」がヘブライ語から来ている可能性があるなど色んな言い伝えがあり、ここ新郷村ではキリスト渡来説が信じられているのです。
本場から認められている?
嘘か本当かは分からない新郷村のキリストの墓ですが、実は本場イスラエルの駐日大使より友好の証として「エルサレムストーン」が寄贈されています。
つまり本場から認められたといっても過言ではないわけです。
キリストへの愛、信じる心が本場であるイスラエルとの絆に繋がったわけです。
キリストの墓を信じるか信じないかはあなた次第・・・
なぜ青森県にキリストの墓があるのか、簡単にでも分かって頂けたでしょうか?
簡単にまとめると・・・
村の名前や伝統にもキリストとの関わりがあった。
しかし信ぴょう性は薄い。
けれど本場イスラエルより認められた。
ということです。
本当にキリストが来たかどうかなんて深く考える必要はありません。
そこにあると思えばあるし、ないと思えばないのですから。
現在のキリストの墓は、パワースポットとして人気で観光化されています。
キリスト渡来説などの伝説が気になった方は、キリストの里公園内にある「キリストの里伝承館」にて学ぶことができますので、訪れてみてはいかがでしょうか?
営業時間
9:00~17:00
料金
大人 200円
小中 100円
休館日
毎週水曜日、冬季休館
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