会社の飲み会にはできれば参加したいけど、誰からも誘われないボッチUOTOです(笑)
さてさて2019年の最後に「#忘年会スルー」という言葉が流行りました。
忘年会スルーとは言葉のままで「忘年会に行きたくないからスルーする」という意味で、20代から30代の若い人ほど忘年会などの会社の飲み会に参加したくないと思う人が多いそうです。
一昔前は結構忘年会・新年会やらの飲み会は強制参加って所が多かったし、「会社の飲み会は出世のチャンス!」と捉える若者も多かったのに、なぜ飲み会に参加しない若者が増えているのかを考えてみました。
若者が飲み会に参加しない理由
ネットの声を一通り眺めてみると以下の5つの理由が影響していると考えられます。
・お酒が飲めない
・お金がかかる
・自分の時間がなくなる
・出世とかは気にしていない
一つずつみていきましょう。
気を遣う
まず飲み会というのは「気を遣う」というデメリットがありますよね。
新人や若い人に酒を注がせたり「若いんだから動け」みたいな事を言う上司もいるなど、結構周りに気を遣います。
そのせいで自分が飲めない・食べられない状況も出てきます。

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気を遣う食事の場ほど居心地の良くない場所はありません。
そういったことが今の若者が飲み会に参加したくない理由なのです。
お酒が飲めない
お酒が飲めない若い人が増えているって事も、会社の飲み会に参加しない理由かもしれません。
○○会って付く集まりってどうしてもお酒が付き物。
飲めない人にとって、飲んで酔っている人の中に何時間もいることは結構苦痛です。
酔った相手をしないといけないし、酒が飲めないってだけで相手にされなくなる場合もあります。

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お金がかかる
飲み会を会費制にしている会社も多いと思いますが、特に忘年会とかは冬のボーナス後という事もあり、会費を高く設定した飲み会もあります。

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この飲み会のお金って給料の少ない若者には結構痛手です。
若い人の感覚だとせめて2000円のチェーン店でやって欲しいし、5000円も出すくらいなら焼肉食べ放題の方がいいという考えにもなってしまいます。
また飲めない人にとってはかなり損の場合もありますからね。
会費が高くお金がかかるって所も若い人には抵抗があるかもしれません。
私の経験上、飲み会にお金がかかる会社は7割、残り3割は会社持ちという感じでした。
自分の時間がなくなる
仕事終わったら自分の時間という感覚がありますが、そこに飲み会を入れられるとかなり苦痛と感じる若者も多いはず。
昔は仕事終わりに家に帰るしかなく飲み会が娯楽みたいな感覚があったかもしれませんが、遊びの多様化している現在の若者は自分の時間が欲しくてたまらないのです。
そこに仕事の延長みたいな飲み会を入れられると、自分の時間がなくなった気分になり嫌になるわけなんですね。

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出世とかは気にしていない
一昔前の若者であれば会社の飲み会を出世のチャンスと捉え、積極的に参加する人もたくさんいました。
上司や社長にお酒を注ぎ、話をして関係を深め出世しやすい状況を作る、出世は成果よりも好き嫌いの部分も大きいので、飲み会は出世の近道だったわけです。
しかし何かの記事にもありましたが、最近の若者は出世意欲がない人が多いそうです。
プライベートまでに侵食してくる出世に抵抗がある人が多いのでしょう。
出世に興味がなければ、若者にとって会社の飲み会には何のメリットがありません。

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飲み会は嫌いじゃないけど・・・
若者たちは飲み会自体が嫌いなの?と思われるかもしれませんが、決して飲み会が嫌いってわけでもないようです。
はい :58%
いいえ :33%
どちらでもない:9%
こちらは私の知人の20代向けブログで集計したアンケートの結果ですが、飲み会が好きと答えた人が約60%もいました。
そう、飲み会は嫌いじゃないんです。
“会社”の飲み会が嫌いなわけで・・・。
というのも若い人は飲み会で「誰と飲むか」を重要視しているとのことで、友人だったら抵抗なく行けるし、会社の人でも仲が良かったりすれば行きたいという声もありました。
確かに仲が良い人との飲み会だと本音で語れるし、気を遣う必要もありません。
お金を出すことにも抵抗もないでしょう。
若い人は“会社”の飲み会が嫌いであって、飲み会自体は好きという話でした。

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飲みニケーションはもう時代遅れ?
たぶんこれらの若者の声に上の世代はこう反応するでしょう。
「会社の飲み会の場は親交を深める場。飲みニケーションだ!」と。
確かに会社の飲み会のメリットもあり、普段関わりのない人や上司との関係を作ることができます
ですが、それって飲み会の場じゃないとできないのか?っていう疑問もあります。
私が思うにこの飲みニケーションというのは建前で、本音は「ただ飲みたいだけ」もしくは「家に帰って一人で飲んでもつまらないから」って事もないでしょうか?
私が今まで参加した会社の飲み会が、仕事上で役立ったことは一度もありません。
そりゃそうです、みんな酔って話していることも意味不明だし、なんだったら悪口・陰口のオンパレード。
昔は飲み会の場で仕事の悩み相談なんかもできましたが、今はネットで知らない人に相談できる時代。
じゃあ飲み会のネタは何かと言えば、下ネタ・悪口しかないですもんね。
これじゃあ若い人は行きません。
古き良き飲みニケーションという言葉は、今はもう時代遅れのかもしれません。

UOTO
行きたいと思われるような会社の飲み会にするべし!
さぁここからは会社の飲み会を企画している人たち向けに書いていきます。
飲み会を企画している側としては、飲み会に参加して欲しいのが本音ですよね。
でも強く誘えばパワハラって言われるし、悪口をSNSで拡散されるし・・・
だったら若い人が「行きたい!」と思うような飲み会を企画してはいかがでしょうか?
上記で書いた「参加しない理由」をまず改善し、若い視点で飲み会を企画する。
なんだったら飲み会である必要もないわけで、1時間早めに仕事を切り上げて立食パーティーみたいなのを勤務時間内にやるとか、インスタ映えしそうなお店を会社持ちで貸切るとか、会社側の負担は大きくなるかもしれませんが、これも時代の変化だと思って企画してみるのもいいかもしれません。

UOTO
若者の飲み会離れは時代の変化かもしれません
今回この記事を書こうと思ったキッカケは、SNSで「#忘年会スルー」という言葉が流行ったからです。
これはSNSでよくあるネタだと考えてしまいそうですが、私はこれを「若者による会社へ対する静かな抵抗」と捉えています。
今まで会社の飲み会がどんなに嫌でも参加せざる負えない雰囲気でした。
しかも歓迎会・忘年会・新年会・送迎会など年に何回やるんだってほど飲み会も多く、自分のお金や時間が奪われていったのです。
ですが今まで声を挙げられなかった人がSNSを通して声を挙げ、そこに多くの賛同者が集まったわけです。
連日ニュースにもなるほど話題になりました。
そう、会社の飲み会は変わらなければならない時期に来ているのです。
飲み会という場で会社の結束を強くすると言うのなら、時代の変化に合わせた若者視点の飲み会を企画する必要があると思います。
もちろん若い人もただ参加しないって言うだけじゃなく、どうすれば参加したくなるかを提案してあげるのもいいかもしれません。
この#忘年会スルーという言葉を良い機会に、若い人も上司の人も会社の飲み会を改めて考えてみてはいかがでしょうか?
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