青森の名物アイス『カランカランアイス』とは?【ババヘラアイスとの違いも】
全国どこにでもご当地名物アイスってあると思いますが、青森県にも昔ながらの名物アイスがあります。
それが『カランカランアイス』です。
見た目や名称は地域によって違えど、青森県各地で見られる移動式のアイス店。
知らない県民は少ないと思いますが、改めてカランカランアイスとは?ということから秋田名物ババヘラアイスとの違いなども調べてみました。
カランカランアイスとは?
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カランカランアイスとは、青森県内の観光地(弘前城・岩木山神社など)やイベント(運動会・祭りなど)に出没する移動式アイス店。
行楽シーズンや夏場によく見られ、リヤカーを引いて販売しているのが特徴です。

鈴を“カランカラン”と鳴らしながら移動することから『カランカランアイス』といった名で親しまれているそう。
コーンの上にシャーベット状のアイスが乗っている見た目で、りんごやパイン・バナナなどの味がメジャー。


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舌触りがざらざらしてて、噛むとちょいシャリシャリとした感じが楽しめます。
アイスといっても甘ったるさはなく、うまく表現できませんが懐かしい甘さと味。
しかも1個150円と安い!! ※岩木山神社前の場合
暑い夏にはピッタリのアイスとなっています。
カランカランアイス?チリンチリンアイス?

とここまで見て、一部の県民からはちょっとした疑問が出てくると思います。

長芋小僧

しじみ兄弟
実は地域によっても呼び方が違い、カランカランアイス(弘前市など)の他にも、
・チンチンアイス(むつ市など)
・花火アイス(八戸市など)
・十色アイス(十和田市など)
など複数の呼び方があります。
呼び方だけでなく見た目も異なり、例えばカランカランアイスは1色もしくは2色が基本ですが、花火アイスは5色以上のアイスが乗っています。
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地域によって呼び方や見た目が違いますが、移動式アイス店・シャーベット状という点は共通しています。
ババヘラアイスとの違い
移動式アイス店で全国的に有名なのが、秋田の『ババヘラアイス』

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どちらも同じ販売方法ですが、カランカランアイスとババヘラアイス、どこがどう違うのでしょう?
ババヘラアイスを調べてみると、
引用:Wikipedia
となっていますが、カランカランアイスも基本的におば様(稀におじ様)たちが販売しています。
大きな違いについては分かりませんが、色んな画像や情報を見る限りだと形状や味に違いがありそうです。
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カランカランアイス
丸型・山型
ババヘラアイス
花びら型
・味
カランカランアイス
りんごやパインなど
ババヘラアイス
いちごやバナナ、レモンなど
もちろん販売会社によって違いがあるみたいですが、カランカランアイスとババヘラアイスは【見た目】と【味】に違いがあるのではないかと思われます。
でもまぁ簡単に言えば、「秋田で買えば“ババヘラアイス”、青森で買えば“カランカランアイス”」という感じでいいと思います。
青森の名物アイス『カランカランアイス』をぜひ食べてみて!
ここで紹介した青森の名物アイス『カランカランアイス』には長い歴史があります。
しかし時代の変化と共に、年々アイスの売り子さんが減ってきているそうです。
そして昨今の新型コロナウイルス。
桜祭りやねぶた・ねぷた祭りなど多くのイベントが中止になったため、アイスを販売できない・売れないという状況に。
そんな中、カランカランアイスを製造する藤田アイス店のこんなツイートが話題に。
すいません…母ちゃん張り切り過ぎました…
母「だって今年さくらまつりあるって言ったからぁあああ!!!」
気合入れて作ったけれど、一斗缶アイスが430缶余ってるそうです…
え?一斗缶ってどのくらいかって?
100〜120人前でーす\(^o^)/ pic.twitter.com/lUHkZZq0yS
— 藤田アイス店 (@fujitaaisuten) May 10, 2021
このツイートには2万RT・3.6万いいねが付き、9月時点で無事完売したそうです。
名物って時代と共に薄れていきますが、『カランカランアイス』はいろんな人に支えられ昔ながらの味を残しています。

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青森を訪れた際は、ぜひご当地アイス『カランカランアイス』を食べてみてください。
地域・メーカーにより名称や形は違いますが、県内各地の観光地やイベントなどで買うことができる可能性があります。※悪天候時や季節によっていない場合もあります
また、ネットでの購入も可能です。
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