田舎移住に失敗してしまう理由【失敗しないために大切なこと】

・忙しい都会から、ゆっくりとした田舎に移住したい
・自然豊かな地方の田舎でのんびり過ごしたい

こんなことを思う方もいることでしょう。

最近は新型コロナの影響や働き方の多様化などで、都会を離れて地方に移住する人が多くなっているそうです。

【自然】や【静かさ】を求めて移住する人も多いですが、実際に移住した人の中には、

・こんなはずじゃなかった
・都会に戻りたい
・田舎のイメージが違った

と田舎移住を後悔する人もいます。

なぜ田舎移住に失敗してしまうのか?

その理由を考えてみたいと思います。


田舎移住に失敗してしまう理由

まず田舎移住に失敗した事例を見ていきたいと思います。

田舎移住に失敗した事例
・のんびり田舎生活のはずが、車通りが多く、都会とは変わらなかった
・移住先の住民との人間関係がうまくいかなかった
・移住先に仕事がなくて、生活が苦しくなった
・安く済むと思っていた生活費が都会とほとんど変わらない
・学校や病院が遠くて不便だった
などなど

これらは移住者コミュニティサイトからの抜粋です。

一通り眺めて気づいたのですが、田舎移住で失敗している人に共通していることが田舎のイメージです。

田舎に興味がある人はこんなイメージを持っていませんか?

・静かにのんびり暮らせそう
・人付き合いが楽しそう
・自然に関われる仕事がたくさんありそう
・生活費が安く済みそう
・小さい学校でのびのび育てられそう
などなど

確かにこれらは田舎のメリットではありますが、こういった田舎に対して良いイメージを持ちすぎていることも田舎移住に失敗してしまう理由です。

みなさんが思っている田舎のイメージは、良くも悪くも“一昔前の田舎”なのかもしれません。

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例えて言うならトトロの世界とかかな?

 

静かにのんびり暮らせそう

田舎でのんびり静かにって思っていたのに、車の騒音が気になって仕方なかった。東京よりは確かに静かだけど・・・。
(40代 岩手県に移住)

確かに田舎は、都会に比べて静かだと思います。

鉄道や車といった人工的な音が少なく、夜も静かに過ごせるでしょう。

 

ですが、全ての田舎がそうとは限りません。

確かに“都会よりは”静かな場所が多いと思いますが、場所によっては都会と変わらない騒音がある場合も。

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私の実家なんか数件しかない集落ですが、目の前の道路1時間に100台以上車が通ります。

どの程度の静かさを求めているかにもよりますが、完ぺきな静かさを求めているなら移住先に注意が必要かもしれません。

 

人付き合いが楽しそう

野菜貰ったりあげたりする人間関係をイメージしていたけど、実際はほとんど関わりない(笑)
(50代 高知県に移住)

都会は近所付き合いがあまりないって言いますが、だからこそ人付き合いが楽しそうな田舎がいいって人がいます。

しかし「近所のおばあちゃんから野菜を貰える」とか「地域の祭りに参加できる」みたいな、「トトロ」とか「君の名は。」的な田舎のイメージがあると失敗します。

 

確かに近所の人と仲良くなれれば野菜を貰えることもあるかもしれませんし、地域に祭りがあれば参加できるかもしれませんが、それは“自分にコミュニケーション能力があれば”の話です。

地元住民と関わりがなければ野菜だって貰えませんし、地域の祭りに誘われないかもしれません。

しかも何かがキッカケで人間関係が悪くなってしまったら、都会ではアパートを引っ越せばいいだけですが田舎だとそうもいきません。

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色んな噂もすぐに広まったりする可能性もありますからね。

「田舎の人間関係は最初が肝心」ってよく言われますが、人間関係を築くのが苦手な人は大変かもしれません。

 

自然に関われる仕事がたくさんありそう

地方で農業・林業関係の仕事を期待していたが、非正規雇用しかなくて厳しい
(50代 青森県に移住)

田舎といえば、自然と関わる農林水産関係の仕事が多いイメージがありますよね。

テレビなんかを観ても、田舎移住した人の多くは農林水産関係の仕事に就いていたりします。

 

ですが全ての田舎がそうであるとは限りませんし、農林水産関係の仕事は非正規雇用で給料が安いことも多い

それが分かっていて移住するならいいのですが、都会と同じような感覚で仕事を探そうとすると給料や待遇面で失敗すると思います。

ただ移住することを目的とするのではなく、移住後は「どういった仕事に就いて、どういった生活をするか」というのも一緒に考えた方がいいと思います。

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移住する前にその地域の求人をチェックすることも大事ですね!

 

生活費が安く済みそう

都会より生活費が安いイメージがありましたが、安いのは土地だけでした。他はほとんど変わらない気もします。
(30代 鳥取県に移住)

『都会は物価が高くて、田舎は安い』なんてよく言われます。

だからこそ、「田舎は生活費がかからないのでは?」と思っている人も多いことでしょう。

 

でも実は、田舎の方がお金がかかる場合もあります。

都会では電車やバスなどの公共交通機関が整っていますが、交通機関が乏しい田舎では車が必需品になります。

車が必要ってことは、車検・タイヤ・ガソリンもちろん車本体など高額な費用がかかります。

そして水道ガス光熱費に関してもそこまで都会と変わりません。

安いのは土地と生鮮食品だけ。

なんだかんだいっても同じ日本なので、田舎だから生活費がかからないってことはないと思います。

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ただ都会のような誘惑がないので、人によっては娯楽費がかからないかもしれませんが・・・

 

小さい学校でのびのび育てられそう

移住当初あった近隣小学校が閉校。自分の孫世代は遠くの学校に通わないといけないのかと考えると・・・地方は住みにくいな。
(40代 北海道に移住)

田舎の小さい学校で子供をのびのび育てたい、という人もいると思います。

自然や動物と触れ合ったりなど、都会では経験できないようなことも多いでしょう。

 

ですが、場所によっては子供に負担がかかってしまう場合も。

というのも地方において学校の統廃合が進んでおり、学校まで歩いて2時間とか車やスクールバスを使わないといけないような場所もあります。

時間の関係で部活に参加できなかったり、近くに高校がなくて下宿しないといけないことも。

長い通学時間や部活に参加できないといったことを考えると、それが子供のストレスになってしまうことも考えられます。

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私も小学校まで歩いて1時間の距離でした。

一人での移住ならまだしも、家族との移住を考えている際は時間をかけて話し合った方がいいかもしれません。


田舎移住で失敗しないために大切なこと

田舎移住で失敗しないために大切なこととして、

田舎に対する良いイメージだけで移住しない

ってことです。

田舎移住に失敗する人は、田舎に対する期待値が高すぎるんです。

本当に田舎が良い場所だったら、誰も田舎から出ていきません。

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デメリットが多いからこそ、田舎から都会に出てしまうわけで・・・

 

移住を考える際は田舎の良いイメージを一旦捨てたうえで、以下の5つを順番に考えていきましょう。

①田舎移住のメリット・デメリットを考える
②どこに住めばいいかを考える
③その土地の情報を得る
④先輩移住者の話を聞く
⑤実際に足を運んでみる

 

田舎移住のメリット・デメリットを考える

まず最初は、田舎移住のメリット・デメリットを考えるということ。

良いイメージがあるからこそメリットばかり考えがちですが、反対のデメリットも考える必要があります。

・転職先が見つかりにくい
・給料が少ない
・虫が多い
など

デメリットを考え、それに対する解決策を見つけ納得できたのなら問題ないでしょう。

 

どこに住めばいいかを考える

田舎移住で何かを実現したいという想いがあると思われますが、そんな自分のやりたいことが実現できる田舎を選ぶことが大切です。

極端に言いますと、漁業をしたいという人が海のない田舎に移住しても夢は叶えられませんよね。

また田舎移住と一言にいっても、離島、10万人規模の地方都市、1万人前後の町、1000人前後の村など色んなタイプの田舎があります。

さらには、山沿いなのか海沿いなのか都市近郊なのかと細かく分ける事もできます。

どこに住めば自分の夢や目標が実現できるかもよく考えた方がいいでしょう。

 

二段階移住という方法も

移住サイトをみていると二段階移住という方法が勧められています。

二段階移住とは、大都会からいきなり何もない田舎に移住するのではなく、間に地方都市を挟み段階的に移住するという方法。

極端な例を挙げると、『東京→青森市→青森の町村部』みたいなイメージです。

色んなものが整っている大都会から、何もない田舎に移住すれば誰しもが困惑するかと思います。

そこで田舎に慣れるためにも多少不便になった程度の地方都市に移住し、そこから各地を回って最終的な移住先を見つけるという方法も失敗しない田舎移住には必要です。

 

その土地の情報を得る

移住を希望する田舎を選別したら、次はその移住先の情報を得る事が大切です。

ネットで調べてもいいし、自治体に直接問い合わせても良いかと思います。

・本当に自分の理想とした田舎なのか?
・仕事はあるのか?
・コミュニティは?
・移住に対する補助金は?

など、調べることは多いはずです。

某移住サイトにもありましたが、移住で失敗する人と失敗しない人の大きな差はこの情報収集にあるそうです。

候補が他にもあるのであれば、候補同士を比較してみるのもいいかもしれません。

 

先輩移住者の話を聞く

移住後のイメージを作るためにも、先輩移住者の話を聞くことも大切です。

最近ではどの市町村にも移住者がおり、個人や自治体で情報発信しています。

例えばこちらの【弘前ぐらし】というサイト。

近年移住政策に力を入れている青森県弘前市が設置した、移住希望者のための情報発信サイトになります。

サイト内には移住者たちのリアルな声が記載されており、どんな苦労や楽しみがあるかという部分は参考になるかと思います。

 

実際に足を運んでみる

情報収集したら、実際に移住候補地へ足を運んでみるのも大切です。

正直移住サイトを見ても、いいことしか書かれていない場合が多いです。

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そりゃそうです、どこも移住者を必要としていますからね。

仮にサイト通りであったとしても、自分にとっていい場所かどうかは分かりません。

なので実際に移住候補地に足を運び、どんな場所か?どんな生活ができるか?などを体験してみるもいいかもしれません。

そこで「やっぱ違うな」と思ったらまた②に戻って再度探してもいいと思いますし、ある程度意思が固まっているのであれば、そのまま空き家探しや仕事探しをしてみてもいいと思います。

長期滞在してみるということであれば地域おこし協力隊に応募する方法もあります。


田舎移住は慎重に・・・

田舎に住んでいる私としては、都会の人にどんどん移住してもらいたいと思っています。

ですが良いイメージだけが先行し、理想と現実のギャップで「田舎移住に失敗した」「田舎移住して後悔」なんて思って欲しくもありません。

観光で来る田舎と、実際に住む田舎は違います。

田舎移住で失敗しないためにも、

①田舎移住のメリット・デメリットを考える
②どこに住めばいいかを考える
③その土地の情報を得る
④先輩移住者の話を聞く
⑤実際に足を運んでみる

といった手順をしっかり踏んで移住を行って欲しいと思います。

田舎移住にはメリット・デメリットがありますので、田舎移住は慎重にお願いします。



UOTO

UOTO(うおと)青森県七戸町在住の32歳。

【青森のブロガー】を目標に、大好きな青森県で頑張っています。
趣味で釣りしますが、かなり下手(笑)
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