浅虫温泉を代表するお土産といえば、みなさんご存知『久慈良餅(くじらもち)』。

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現在、浅虫温泉で久慈良餅を製造しているのは『永井久慈良餅店』と『菊屋もち店』。
見た目は一緒で同じ“久慈良餅”という名前ですが、少し味が違います。
そんな浅虫温泉を代表するお土産:久慈良餅を、永井と菊屋で食べ比べしてみました。
そもそも久慈良餅って?
まず、久慈良餅を知らないって方へ簡単に説明していきます。
久慈良餅(くじらもち)とは、羊羹・ういろうのような見た目の餅の中にクルミが入った生菓子のことです。
甘味少なく、ところどころに入ったクルミの風味と、むっちりとした歯ごたえが特徴の伝統ある餅菓子です。
引用:永井久慈良餅HP

アス・パム男
当時の浅虫は寒村で、これといった名物はありませんでした。
そこで永井初代吉兵衛翁が郷里の鰺ヶ沢で覚えた鯨餅の製造を思い立ち、製造販売。
『いく久しく慈しまれる良い餅』とのことから『久慈良餅』と名付けられ、それから浅虫温泉を代表する名物に。
当時は4店舗で製造されていましたが、現在は『永井久慈良店』と『菊屋もち店』のみとなっています。

アス・パム男
久慈良餅を食べ比べてみた
浅虫が誇る2大久慈良餅を食べ比べてみました。
見た目
まずは見た目から見ていきましょう。

左が永井で、右が菊屋
パッケージ・包装はどちらも似たような見た目ですね。
切った感じを見比べてみましょう。
色はほぼ一緒です。
しかしよく見ると、永井と菊屋では若干違いがあります。
もう少し拡大します。
見た目からも分かる通り、永井の久慈良餅は羊羹のようにトゥルンとしていますが、菊屋の久慈良餅はあん餅みたいな粘り気があります。

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味と食感
どちらの久慈良餅も美味しいですが、味と食感に少し違いがあります。
まずは永井の久慈良餅。
口に入れた瞬間から塩味を感じ、ほんのりした甘さ。
食感はもっちりとした硬めのういろう?的な感じです。
次に菊屋の久慈良餅。
口に入れた瞬間から甘みを感じるほど、甘さが強め。
食感は餅っぽい感じで、どちらかというとあんこ餅に近いかな?
原材料を見てみるとその理由が分かりました。
・永井の久慈良餅
米、砂糖、小豆、水飴、澱粉、クルミ、食塩
・菊屋の久慈良餅
もち米、砂糖、生あん、クルミ
永井の久慈良餅には食塩が入っていますが、菊屋の久慈良餅には入っていません。
だから永井の方に塩味を感じたわけですね。
そして永井は米を使っているのに対し、菊屋はもち米。
だから菊屋の久慈良餅は、ねっとりしていて餅っぽかったわけです。

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販売場所
私の見間違いでなければ、永井と菊屋の久慈良餅は同じところでは売っていないようです。

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道の駅ゆーさ浅虫では菊屋の久慈良餅、隣のゆーさ市場では永井の久慈良餅が販売してありました。
日によって違うのかどうか分かりませんが、もしいつもそうだとしたら、皆さんが浅虫の道の駅でお土産として買っている久慈良餅は菊屋の久慈良餅かもしれません。
ただ青森駅や新青森駅、アスパムなどで購入した久慈良餅は永井の久慈良餅です。

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営業時間
7:00~18:00
定休日
12/31・1/1 ※天候により不定休
その他販売場所
浅虫バイパス店・ラビナ店・あおもり旬味館店・アスパム・楽天市場など
菊屋もち店
営業時間
9:00~16:20
定休日
水・日
その他販売場所
道の駅ゆ~さ浅虫
※営業時間・定休日などは変更の可能性あり
浅虫のお土産:久慈良餅を食べ比べてみてください!

久慈良餅は贈答用にもオススメです
今まで味とか製造元とかそこまで気にしてこなかった浅虫のお土産:久慈良餅。
ただ食べ比べてみると味や見た目に少し違いがありました。
もちろん『どちらも美味しい』ですが、もしかすると好みがあると思うので、一度食べ比べ好きな方をお選びください。
・割と切りやすい
・塩味があり、ほんのり甘い
菊屋もち店の久慈良餅
・粘り気があり少し切りにくい
・餅のような食感と甘みが強い

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