青森県の意外な日本一【あなたは知ってました?】
青森県が誇る日本一っていえば何を思い浮かべますか?
パッと思い浮かぶのは『りんご』や『にんにく』ですよね。
でもそれ以外にも『青森県が誇る日本一』ってけっこうあるんです。
意外!!と思うような青森の日本一をご紹介します。
青森県の意外な日本一
青森の日本一として有名な『りんご』と『にんにく』。
りんごの収穫量は全国で約59%を占め、にんにくの収穫量は全国の66%を占めます。
しかしそれだけではありません。
実はもっと日本一があるんです!
※中には古いデータも含まれ、2020年現在では順位が変動している場合もあります
参考データ:なるほど統計学園、地域の入れ物、青森県庁、果物ナビ、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
収穫量・漁獲量編
ごぼう
1位:青森県 約50000トン
2位:北海道 約16000トン
3位:茨城県 約15000トン
そのごぼう、実は青森県産かもしれませんよ?
実は青森県、日本一のごぼうの産地。
生産量は2位北海道と2倍以上の差を付けています。
主な産地は太平洋側の三沢市・六戸町・おいらせ町などとなっており、秋から冬にかけて出荷されます。
カシス
1位:青森県 14トン
2位:不明
3位:不明
カシスの生産量も青森県が日本一!
2位以下のランキングは不明ですが、単独トップの生産量を誇ります。
1970年代から始まった青森のカシス栽培。
ドイツから苗木を取り寄せ、品種改良せずに原種のままで今に受け継がれています。
あんず
1位:青森県 1258トン
2位:長野県 598トン
3位:福島県 46.6トン
私も知らなかったのですが、あんずの収穫量も青森県が日本一。
ネット情報によっては長野県が日本一の産地ともありましたが、収穫量を信じて記載しています。
日本一にも関わらずなかなか見る機会がないのは生産地が限られているためで、主に南部町周辺で栽培されています。
イカ
1位:青森県 約25000トン
2位:北海道 約19000トン
3位:長崎県 約10000トン
イカといえば北海道が思いつきますが、実は青森県がイカ漁獲量日本一。
中でも、アカイカはダントツの1位。
アカイカはそのまま食べられることが少なく、さきいかなどの加工品として使われるイカです。
しらうお
1位:青森県 406トン
2位:茨城県 160トン
3位:秋田県 10トン
酢の物、佃煮が美味しいシラウオも青森県が日本一。
主な産地は小川原湖。
ちなみに踊り食いが有名な魚は、シラウオではなくシロウオになります。
コイ
1位:青森県 104トン
2位:新潟県 41トン
3位:茨城県 10トン
これは意外ですが、コイ漁獲量も日本一。※養殖以外
でも青森県産コイってあまり聞きませんよね。
どこで売っているのでしょうか??
コイを食べたことがある人は少ないと思いますが、刺身は骨が多くコリコリした食感です。
ワカサギ
1位:青森県 519トン
2位:秋田県 209トン
3位:北海道 179トン
冬の釣りとして人気のワカサギ。
ワカサギの漁獲量も青森が日本一です。
主な産地はシラウオと同じ小川原湖。
地元ではワカサギの佃煮が有名です。
大きさ編
ソメイヨシノ

弘前市の弘前公園には、日本一太い幹のソメイヨシノがあります。
幹回り5m37㎝、樹齢は100年以上。
今もなお綺麗な桜を咲かせています。
イチョウ
深浦町にある『北金ケ沢のイチョウ』は、幹回り22mで日本一の太さを誇ります。
高さは31mと10階建てのビルに相当し、樹齢も1000年以上。
11月にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。
自由の女神
おいらせ町のいちょう公園にある自由の女神は、高さ本体11.5m、台座9.3m合計20.8mと日本一。
本家ニューヨークと旧百石町が同緯度(北緯40度40分)で結ばれていることから、本家の1/4にこだわり作られました。
東京お台場の自由の女神よりも1.7倍大きいため、地元では『日本一の自由の女神』とPRしています。
昭和大仏
青森市にある昭和59年に作られた昭和大仏。
青銅座像としては日本一大きい大仏で、高さは21.35mと奈良の大仏や鎌倉の大仏よりも大きいです。
ただし宗教がらみなのか、そこまで大きく取り上げられることもなく、知る人ぞ知る名スポットになっています。
鶴の舞橋
遠く岩木山を眺められる絶景スポット:津軽富士見湖にかかる鶴の舞橋。
全長300mあり、三連太鼓橋としてはは日本一長い木橋となっています。
鶴田町のホームページによると、『周囲11kmのうち堤の延長4,178.44m、堤高7.08mは他に例がなく、ことに堤長に関しては日本一』ともあり、津軽富士見湖の堤長も日本一らしいです。
城ヶ倉大橋
平成7年に完成した城ヶ倉大橋は、上路式アーチ橋としてはアーチ支間長が255mと日本一の長さを誇ります。
谷底までの高さも122mあり、上から下を覗くと足がすくみます。
紅葉スポット・ドライブ中の立ち寄り場所としても人気となっています。
トンネル
全長53.85キロメートル。世界一長くて深い海底鉄道トンネル
八甲田トンネル
全長26.455キロメートル。上下線が通る複線トンネルでは世界一長い陸上鉄道トンネル
実は青森県には、世界一のトンネルが2つあります。
青函トンネルは“世界一長くて深い”、八甲田トンネルは“上下線が通る複線トンネル”という条件付きですが、現在も世界一となっています。
猿ヶ森砂丘
日本一の砂丘といえば鳥取県の鳥取砂丘を思い浮かべますが、実は日本一広い砂丘は青森県にあります。
それが猿ヶ森砂丘。
正確な面積は不明ですが、鳥取砂丘の約3倍と言われています。
なぜ知られていないのかというと、猿ヶ森砂丘の大半が国の管理下にあり、自衛隊などの訓練場となっているためで、一般市民の立入は禁止。
もちろん観光できる砂丘としては鳥取砂丘が日本一です。
舘鼻岸壁朝一
来場者:最大数万人
朝一と言えば、函館を思い浮かべるかと思いますが、実は青森県には日本一とされる朝市があります。
それが八戸市の舘鼻岸壁朝市。
3月中旬から12月までの毎週日曜日だけに現れる朝市で、夜明けから朝9時ごろまで続きます。
店舗数は300店舗、最大来場者数万人で日本最大級の朝市ともいわれ、新鮮な魚介類・野菜はもちろん、雑貨やおもちゃ・機械など朝市の概念を壊したような物まで売られています。
詳しい情報はこちらの公式ページで!
消費量編
ほたて貝
1位:青森県 452g
2位:岩手県 345g
3位:北海道 309g
ほたて貝の漁獲量は北海道がダントツで一位ですが、ホタテガイの消費量は青森県が日本一。
青森には貝焼き味噌と呼ばれる伝統料理があり、昔からほたて好きが多いのかもしれませんね。
灯油
1位:青森県 約466ℓ
2位:北海道 約425ℓ
3位:岩手県 約254ℓ
年によってもかなり変動するランキングですが、2018年灯油消費量は青森が日本一。
地元民的には、あまり喜ばしい日本一ではない気がしますが・・・
それだけ寒いということなのかもしれませんね。
インスタントラーメン
1位:青森県 約9200g
2位:鳥取県 約8100g
3位:新潟県 約7700g
寒いからか気軽だからか、青森県はインスタント麺の消費量が日本一。
スーパーなどでも、インスタントラーメンコーナーをかなり広く設けています。
このインスタントラーメンの消費量が短命県に繋がっているという可能性もありますね。
炭酸飲料消費量
1位:青森県 32.6本
2位:宮城県 29.3本
3位:石川県 28.5本
※500mlペットボトルで換算
青森県人は炭酸飲料も大好き?
意外にも炭酸飲料の年間消費量も日本一です。
消費量に関係あるか分かりませんが、八戸市にはご当地サイダーの『三島サイダー』というのがあります。
その他
公衆浴場数
1位:青森県 24.1軒
2位:鹿児島県 18.0軒
3位:大分県 13.5軒
意外にも人口10万人あたりの公衆浴場数は日本一。
でもよく考えれば、地元の七戸町(人口1万5000人)にも温泉施設が7軒あるので、この日本一も納得です。
『家計を占める温泉・銭湯入浴料ランキング』でも上位にはいることから、青森県人は温泉好きというのが分かります。
風力発電
1位:青森県 417,463kw
2位:秋田県 370,934kw
3位:北海道 358,745kw
風力発電といえば、広い大地に多く設置されているイメージがありますが、実は風力発電導入量は青森県が日本一。
風力発電のイメージが強い北海道は、意外にも3位。※設置基数は日本一
ただ年々大型の風力発電施設は増えているので、順位はかなり変動すると思います。
鯖缶
1位:青森県 約50%
2位:不明
3位:不明
健康志向から消費量が増えている鯖缶。
実は鯖缶の一大生産地が青森県となっています。
トップクラスの鯖缶製造を誇るマルハニチロや宝幸・マルヌシ・ニッスイなどのサバ缶を製造する工場が多いことや、八戸沖で良質なサバが獲れる事が理由です。
青森県が誇る意外な日本一、いかがでしたか?
青森県は『りんご』や『にんにく』だけが日本一じゃないってのがお分かりいただけたかと思います。
地元に誇れるものがあるっていいですよね。
知らないだけで、この他にももっとあるかもしれません。
新しい青森の日本一が見つかり次第、追記していきたいと思います。
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