なぜ青森は日本一の短命なのか?その対策と課題【短命県返上】

2019年7月13日

 

こんにちは、UOTOです。

みなさんは長生きしたいですか?

私は誰にも迷惑かけない程度に長生きしたいと思っています。

自分がどのくらい長生きするのだろうと考えても分からないものですが、都道府県の平均寿命を見ると目標的なのが見えてきます。

その中で近年、健康番組でも取り上げられ問題となっているのが青森の短命問題

青森県の平均寿命は全国最下位と毎年のように取り上げられてしまっています。

地元では「短命県返上」を訴えてはいますが、その効果は限定的です。

青森県が生産量1位のりんごは「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われるほどの健康フルーツだし、同じく生産量1位のにんにくだって言わずと知れた健康食材。

そういった健康的な食材が豊富の青森県がなぜ短命になってしまったのでしょう?

その短命になった理由や対策・課題について書いていきたいと思います。




 

青森が日本一の短命になった理由

青森県の短命県が注目されたのは健康志向が高まった近年と記憶していますが、実はかなり前から日本一の短命県だったのです。

男性だけに絞ると1975年頃から日本一の短命らしいです。※この日本一はいらないですね・・

その理由には以下の3つが影響していると考えられます。

食生活

青森県人はカップラーメン・炭酸飲料・コーヒーが好きな人が多いというデータがあります。

元々青森県人にはラーメン好きの人も多く、カップラーメンは気軽に食べれるし寒さをしのげるって事から購入量が多いのかもしれません。※北国の人ほど消費量が多い傾向

スープまでの飲み干す人も多いので、塩分の摂り過ぎってことにもなります。※ラーメン屋としては嬉しいのかも

インスタントラーメン購入量(1世帯当たり年間)
1位  青森市  8403g
2位  富山市  8243g
3位  山形市  8224g
4位  新潟市  7717g
5位  鳥取市  7575g
参考:総務省統計局家計調査 2014年

しかし炭酸飲料まで消費量1位とは思いませんでした。

炭酸自体は体に良いと言われていますが、炭酸飲料となると糖分も入っていることが多く、糖尿病のリスクが高まります。

2018年の統計では青森県の糖尿病死亡率は全国1位となっていますので、炭酸飲料も飲み過ぎはいけませんね。

炭酸飲料購入量(1世帯当たり年間)
1位 青森市  6748円
2位 宇都宮市 5424円
3位 山形市  5385円
参考:総務省家計調査2011~2013平均

コーヒーについては弘前記事にも書いた通り、庶民で初めてコーヒーを飲んだのが青森県人なのでそのコーヒー文化が残っているのだと思います。

コーヒー飲料購入量(1世帯当たり年間)
1位 福井市 6274円
2位 新潟市 4769円
3位 青森市 4743円
参考:総務省家計調査2011~2013平均

またこの他にも醤油などの調味料のかけ過ぎるなどの県民性も影響しています。

実際に私自身もどんな料理にも+αで調理料をかけてしまう癖があり、それは祖母がそうしていたからで、昔からそういう文化が残っているのかもしれません。

それと青森県人はまとめ買い文化というのもあり、箱買いする家庭も多く、そこから食べ過ぎ・飲みすぎにも繋がっているのかもしれないですね。

 

喫煙率の高さ

青森県人は男女共に喫煙率は高い傾向にあります。

こちらのハッキリとした理由は不明ですが、農家や漁師の喫煙者が多い事を考えると、青森県は第一次産業就業者の割合が高いのでそれが影響しているのではないかと考えます。

喫煙率の高い都道府県を見てみると北海道・東北関東が上位に来ていますので地域柄って言った方がいいのかもしれませんね。

死亡要因も肺ガン・脳卒中などが多いので、タバコの吸い過ぎはダメですよって事です。

都道府県別喫煙率(2016年)
1位 北海道 24.7
2位 青森県 23.8
3位 岩手県 22.6
4位 福島県 22.4
5位 群馬県 22.0

 

運動不足

ネット上にはこんな声があります。

「青森は雪が多いから運動不足の人が多い」と。

これは間違いでもあり、正解でもあります。

確かに青森県は雪が多いので運動できませんが、雪かきはしています(笑)

そして平均寿命の上位に長野県や新潟県がいることを考えると雪と平均寿命は関係ないのです。

しかしそれを言い訳にして運動しない青森県民も確かに存在し、何かの新聞の統計でも8割の県民が「運動不足」を自覚しているそうです。

食生活が悪くて、喫煙率も高い、そして運動もしないとなるとそりゃ短命県にもなるって話なのです。

りんごやニンニク・長芋・ゴボウなどは青森を代表する食材で健康食材とも言われていますが、実は採れるからといって口にする機会はそれほど多くありません。

むしろそれを買って帰る観光客の方が健康かもしれません。

 

青森県が進める対策「短命県返上」プロジェクト

食文化・生活スタイルなどの不規則が原因で起こっているこの日本一の短命に危機感を持った青森県が県の重要課題として対策を取り始めました。

それが短命県返上プロジェクトです。

「短命県返上」プロジェクトとは県民・企業・大学などの官民が一体となり、青森県の短命日本一を返上しようという取り組みです。

過去にはイオンモールの中でウォーキングをし、歩数に応じてWAONポイントが貰えるといった取り組みも行われました。

青森県民の塩分摂取を抑えようと企業が減塩商品を作ったり、地域で運動・体操を推進したり、健康意識を高めようと様々な講演が行われたりと色々な事がスタートし、多くの企業がその取り組みに参加しています。

こういった商品も生まれています。↓

それらが全国ニュースや番組でも取り上げられ青森県=短命というイメージが一気に広がったと思いますが、そのおかげもあり県民の意識というのに多少なりの変化は出ていると思います。

 

平均寿命よりも健康寿命

「青森は短命県」と騒がれてはいますが、健康寿命で考えればランキング中位ぐらいなのです。

平均寿命亡くなるまでの寿命の事を言いますが、健康寿命介護状態になるまでの自立できる期間までの事を言います。

青森県の健康寿命:男性34位・女性20位

2016年の健康寿命データでは、青森県の男性は34位・女性は20位とまぁまぁ健康的です。

平均寿命を延ばすよりも健康寿命を延ばした方が社会全体としてはプラスに働きます。

平均寿命を延ばすことは正直言えば簡単です。

言葉は悪いですがとにかく延命すればいいのだから。

しかし健康寿命は日頃の健康を考えないと伸ばすことはできません。

短命県の理由として挙げた3つの項目は、平均寿命を延ばすというよりも健康寿命を延ばすことに役立ってくるのです。

 

日本一の短命県返上は無理?

正直に言います。

短命県の返上は無理です!

なぜかと言いますと結局県民一人ひとりの短命に対する気持ちを変えるのは不可能と思うからです。

確かに短命県返上プロジェクトにより、一部の県民の意識は変わりました。

ですが未だに気にしていない人も多くいるのが実情です。

それは青森県民に限らず、今の人は長生きよりも今を楽しみたいという考えの人が多くなっているからなのです。

体に悪いと分かっていても、好きなものは簡単には止められないものです。

今後、全国的に平均寿命はどんどん下がっていく事でしょう。

そこで考える必要があるのが健康寿命です。

先ほども言いましたが健康寿命というのは介護状態ではなく自立できる期間のことです。

メディアでは平均寿命ばかり取り上げていますが、大切なのは健康寿命で健康のまま長生きすることが大事と言えます。

「長生きしたい」という人でも、さすがに要介護になるまで生きたいとは思わないでしょう。

健康で長生きしたいわけで、ただ寿命を延ばすという考え方は間違っています。

そしてまとめです。

 

目指せ!短命県返上・・じゃなくて健康長寿!

青森県では自治体を中心に様々な短命に対する取り組みを行っています。

ですがその効果は限定的で、いきなり何もかも「止めましょう」というのは無理があると思います。

無理せず出来ることからスタートし、短命県返上よりも健康寿命を延ばしていきましょう。

食生活・喫煙・運動不足というのは気持ちを少し変えるだけで改善できます。

醤油の量を減らすとか、タバコを1本減らすとか、近い所なら歩いてみるとかね。

寿命を延ばすという考え方よりも、「健康で動ける期間を伸ばす」という考え方の方がやる気も出ると思うのです。

除雪も運動だと思って率先してやりましょう。

歩く場所はたくさんあるので歩きましょう。

短命県返上は厳しい道のりだと私は考えますが、県民が少し意識を変えることで健康寿命の増加に繋がり、結果的には「短命県返上」に結びつくと思うので、県民である我々も将来を考えて取り組んでいかないといけないですね。

もちろん他県民の方もですよ!!




UOTO

UOTO(うおと)青森県在住の30歳。

【青森をもっと元気に!】を目標に大好きな青森県でブロガーとして頑張っています。
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