先日の弘前旅行の際、普段行くことの少ない夜の中央弘前駅を行ってみました。
中央弘前駅は、津軽のローカル線である弘南鉄道大鰐線の駅で、市民の不便さ解消を目的として昭和27年に弘前電気鉄道の駅として開業した歴史があります。
平成14年には東北の駅百選にも選ばれており、現在でも多くの学生や地元の人に利用されているようです。
夜の中央弘前駅に行ってみた
そんな長い歴史と地域に愛される中央弘前駅の夜の様子がこちらです。
文字の感じといい、光の加減といい、かなりレトロチックです。

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待合室の様子がこちら。
訪れたのが中央弘前駅発の終電が行った後の10時近くだったので、駅舎内には人がいません。

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このあと大鰐駅からの終電である下り列車が到着しますので、窓口は開いているようです。
改札から眺めるホームもいい感じ。
中央弘前駅からの料金表はこちら。
弘高下 :210円
弘前学院大前:210円
聖愛中高前 :270円
千年 :300円
小栗山 :330円
松木平 :350円
津軽大沢 :380円
義塾高校前 :390円
石川 :400円
石川プール前:410円
鯖石 :420円
宿川原 :430円
大鰐 :440円
ローカル線にしては意外と安い料金?なのではないでしょうか?
駅名に学校名が使われているので、朝晩は学生も多いのでしょう。
土淵川を挟んだ道からの中央弘前駅のホーム風景。
中央弘前駅から反対側を望む。
マンションもありちょっと都会的ですね。
周辺の住宅街やマンションが、良い感じに中央弘前駅の古さを引き立てています。
弘南鉄道には黒石線と大鰐線の2つがあり、特に大鰐線の方は利用者の大幅減少を受けて経営が厳しい状況にあるという話です。
一時は廃止という話まで挙がったほどです。
今は自治体からの支援を受けて継続していますが、これほど地域に根付き、雰囲気のある路線・駅は全国的にも貴重なので、ぜひとも頑張って欲しいですね。

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夜の中央弘前駅は人が少なくレトロな感じが楽しめるので、夜の弘前観光の際は少し寄ってみてはいかがでしょうか?
中央弘前駅周辺の夜の観光スポット
せっかくなんで中央弘前駅を中心とした夜の弘前観光にオススメのスポットをまとめていきます。
弘前昇天教会
『弘前昇天教会』は日本聖公会東北教区に属するプロテスタント系の教会で、大正10年に宣教師ジェームズ・ガーディナーが設計し、建てられた赤いレンガ造りの建物です。
取材時は上手く映らなかったので、2018年のクリスマスに撮影した1枚を貼ります。

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この画像は2018年の冬に撮影した写真になります
鍛冶町
江戸時代初期に鍛冶屋が100軒以上あったことから名づけられた、弘前最大の歓楽街『鍛冶町』。
500店以上の飲食店が軒を連ねており、多くの人で賑わうエリアです。
しかしながら取材時は日曜夜+コロナ禍ということもあり、開いていない店が多く、また人通りもまばらでした。

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津軽の食を楽しめる魅力的なお店も多いので、夜の弘前観光では必ず寄って欲しいエリアです。
鍛冶町の情報なら『弘前市鍛冶町探訪サイト かじたん』をご覧ください。
朝日会館
弘前市中心街で、ひと際目立つネオンを放っているビルが『朝日会館』です。
こちらはパチンコ店・ボーリング場・カラオケ・温泉などが入るアミューズメントビルとなっています。
夜の弘前で「どこに行こうかな」と思ったら、ここに行けば時間を潰せるかも?
かくみ小路
かつて弘前三大呉服店である【角み呉服店】があったことから名づけられた『かくみ小路』。
100メートルくらいの通りには、懐かしい雰囲気の残る飲食店が立ち並んでいます。
この通りには弘前で有名な喫茶店【土手の珈琲屋 万茶ン】もあるので、夜だけではなく日中訪れるのもいいかもしれません。
夜の弘前は面白い
中央弘前駅に寄ったついでに夜の弘前を散策しましたが面白いですね。
城下町らしい迷路のような道が多く、迷いながらも探検した気になりました。
中央弘前駅にしろ、鍛冶町にしろ、長い歴史を感じるレトロな建物が多かった印象です。
コロナ禍ということもあって人が少ない感じでしたが、普段は賑わっているのでしょう。
地方都市って夜8時を過ぎると行く場所が限られてしまいますが、普段見れない夜の街を散策するのもなかなか面白いので、弘前に限らず色んな街の夜の観光を試してみてください。
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