【青森の謎】新幹線駅前=中心街ではない所が多い理由

こんにちは、UOTOです。

初めて青森県を訪れる人の多くが抱く謎、それが新幹線駅前が栄えてない・・・ということです。

特に都会から来た人にとって「新幹線駅前=中心街・繁華街」というイメージは必ず持っていますし、都市の構造上それが基本のはずなのです。

街づくりゲームをやったことがある人なら分かると思いますが、新幹線駅を中心に開発した方が発展しやすいですよね。

しかし青森県の多くの新幹線駅ではそれが通用せず、「新幹線駅の前なら栄えているだろう、なんでもあるだろう」「駅前を散策しよう」と思っていた観光客・ビジネスマンにとっては、かなり不便な事なのかもしれません。

なぜ青森県の多くの新幹線駅前は中心街でない所が多いのかという謎を書いていこうと思います。

※この記事内には個人的な妄想も含まれ、事実とは異なる部分もありますので予めご了承願います。




 

新幹線駅前が中心街ではない青森県の謎

まずは青森県にはどのくらいの新幹線駅前=中心街でない場所が存在するのかをみていきましょう。

新青森駅(新幹線・在来線)中心街まで約5キロ
七戸十和田駅(新幹線)  中心街まで約4キロ
奥津軽いまべつ駅(新幹線)中心街まで約5.5キロ
八戸駅(新幹線・在来線) 中心街まで約5.5キロ

気づいた人もいるかもしれませんが、実は青森県内にある新幹線駅4つ全てが中心街から離れているのです。

だから遠方から来た観光客・ビジネスマンなどが困ってしまうわけです。

「あれ?駅前に何もない・・・」と。

新青森駅の周りには住宅地が広がっており、THE郊外といった印象がみられます。

新幹線駅の巨大さだけが浮いている状態。

八戸駅東口にはホテルが数軒建っているぐらいで、時間を潰せる場所などもほとんどありません。

西口に関しては開発が進んでいるものの、まだまだ更地が多い印象。

都市発展の象徴ともいえる新幹線駅。

なぜこんな事になってしまったのでしょうか?

 

中心街に新幹線駅がない理由

まずここで一つハッキリ言わないといけないのが、青森市中心街の最寄り駅は「青森駅」、八戸市中心街の最寄り駅は「本八戸駅」ということです。

そこだけは間違いのないようお願いします。

そしてなぜ中心街に新幹線駅がないのかということから説明します。

青森県における新幹線の開業は、1982年の東北新幹線盛岡駅開業から2002年の八戸駅開業まで20年、そこから新青森駅開業まで8年かかっています。

新幹線開通と共に発展した盛岡などとは違い、青森県に新幹線が来たときにはすでに基礎となる市街地も形成されてしまっているので、新幹線駅は後付けの状態だったのです。

新幹線整備というのは遅くなればなるほど、土地買収が難航します。

そうなれば周りに何もないような所に駅舎を建設せざる負えなくなるのです。

北海道新幹線新函館北斗駅が良い例ですね。

もちろん駅構造上の問題というのもあり、青森駅はかつての青函連絡船との接続を考えられ作られているため海に向かって駅があります。

そこに今後北海道に延伸する予定である新幹線を持ってくるには難しかったわけです。

画像のようなTの字に接続する方法地下を使う方法もあるようにも見えますが、こちらも市街地形成が進んでしまっているために費用面での問題があります。

本八戸駅に関しては東北本線から離れているためと地形上の問題で新幹線を持ってくることは難しいのです。

早く目的地に向かう事が前提の新幹線は、中心街が離れているからとはいえ、わざわざ遠回りすることはないのです。

とにかく何もない所を通した方が土地買収や建設費などの費用面でも安く済むので、後付け新幹線の駅は中心街から離れた郊外にできてしまう事の方が多いです。

大宮~盛岡間が開通するのと同時期に土地買収もしくは計画が進んでいれば多少は違っていたかもしれません。

 

新幹線駅前に何もない理由

新幹線駅がなぜ中心街から離れてしまったのかは分かって頂けたかと思いますが、じゃあなぜ新幹線駅前に何もないのか疑問に思いますよね。

その理由は地方の問題人口減少なんです。

新幹線が開通してそれと共に地域経済が活性化し人口増加や企業集積が進めばいいのですが、新幹線で時間短縮が図られたことで、逆に人口が流失したり企業が近郊大都市の支店などに吸収されたりという問題が出てきます。

横浜市の新横浜駅も郊外にできた駅ですが、ご存じの通り人口・企業集積が進み駅前は立派です。

新横浜駅前

都市規模が10倍以上違う横浜市と青森市・八戸市を比べるのはナンセンスだと思いますが、簡単に言えばそういうことなのです。

新青森駅に関しては空港と同じ立ち位置で考えており、新幹線駅を拠点としての開発を抑制していました。

その理由が青森駅を含む中心街の空洞化を抑えるため。

人口が増えれば自ずとマンション・ホテル・デパートなどが張り付いていき、横浜市のように旧中心街と新市街が共存共栄していくものですが、人口減少が進む地方都市では難しい問題。

実際に新幹線が八戸に通った2000年代と言えば、県人口が急激に減ってきた時期で郊外開発を抑制しだした頃です。

こういったことも新幹線駅前に何もない理由かもしれませんね。

しかも新青森開通時の数か月後には東日本大震災が襲っていて、東北経済は一気にどん底に落ちてしまい、数々の開発計画が無くなったと聞いています。

しかしやっと平和後期~令和に入り、続々と駅前開発の話が舞い込んでいます。

新青森駅に関しては2017年に大型病院が開業し、今まで駅前に無かったホテルの建設(2019年秋開業予定)も始まっています。

八戸駅に関しても大手スポーツ用品店が多目的アリーナの建設を予定しており、裏口だった西口開発が進んでいます。

それでもやっぱり物足りなさは感じますが、徐々に見栄えは良くなってくると思うので今後に期待です。

 

中心街を間違えないでくださいね!

なぜ私がこんな記事を書いたのかというと、ある旅行ブログを見ていた際、「八戸の中心街には何もないな」と八戸駅前の様子を写真付きで投稿していたからです。

「いや、そこは中心街じゃ・・・」と言いたいところでしたが、初めて来た人がそう思ってしまうのも仕方ありません。

ですが青森・八戸両市ともに中心街の見所も多いのに、それを知らずに離れてしまわれては悲しいです・・・

そして旅行ブログにそうやって投稿したことで、「青森・八戸の中心街は何もない」というイメージが拡散されてしまうのも怖いですからね。

新青森に関しては、「新」と付いているし、「青森駅」自体の知名度も高いので間違える人も少ないのですが、八戸駅は「八戸」の冠を付けちゃっているので八戸駅前=中心街というイメージも未だに残っているのです。

もう一度言いますが、青森市の中心街最寄り駅は「青森駅」、八戸市の中心街最寄り駅は「本八戸駅ですからね!!

【新幹線駅前=中心街】という常識を一度捨てて頂いて、青森にお越しください。

 




UOTO

UOTO(うおと)青森県在住の30歳。

【青森をもっと元気に!】を目標に大好きな青森県でブロガーとして頑張っています。
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