みなさんは”田舎”というとどのような景色を思い浮かべますか?
こんな景色?
はたまたこんな景色?
簡単にまとめれば、人が少なく田畑や森が広がっている景色を思い浮かべますよね。
「何もない田舎に旅行したい」「のどかな景色を堪能したい」と考える旅行者の方もいるかもしれません。
でも田舎というと交通機関は発達していなく、行きたくても行きづらいイメージもあると思いますが、そんな田舎に「新幹線で直に行ける」と聞いたらどうですか?
「田舎に新幹線で行ける?まさかぁ。」
「新幹線駅があるなら田舎じゃないだろ?」
そう思う方もいるかもしれません。
しかしここ青森県には東京から新幹線一本で気軽に行ける田舎があります。
それが「今別町」です。
新幹線が開業しても変わらない景色が残っている今別町の魅力とオススメ観光スポットをご紹介いたします。
今別町の魅力
今別町の簡単な紹介をさせていただきます。
今別町は人口2000人ほどの高齢化率50%超と2人に1人は高齢者という小さい町です。
そんな小さい町に2016年北海道新幹線が開通し、新駅:奥津軽いまべつ駅が誕生しました。
新幹線駅がある市町村で全国最小としても有名です。
そんな今別町の魅力をご紹介します。
・東京から行ける田舎
今別の魅力1:田舎らしい変わらない風景
新幹線駅ができてさぞ賑わっているだろうと思われますが、今別の景色は変わりません。
完成した真新しい駅舎も凄く静か。
それもそのはず駅利用者数は1日約50人で新幹線駅で日本一利用者数が少ない駅となっています。

駅舎に30分くらい滞在しましたが、誰一人見かけませんでした・・・。

アス・パム男

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新幹線駅が開業すれば周辺がかなり変わってしまうものですが、ここ今別町は良き日本の風景を残したまま。
新幹線駅があるけれど変わらない田舎風景、それが今別町の魅力でしょう。
今別の魅力2:東京から行ける田舎

奥津軽いまべつ駅
日本の風景を残す今別町には、東京から新幹線1本で行く事ができます。
東京から約3時間30分で到着し、新幹線を降りたら広がるのは田舎風景。
こんな所は日本全国探してもないでしょう。
「ちょっと田舎に行きたいな」とか「誰にも邪魔されない何もない所に行きたい」なんて時に、新幹線を使えば気軽に訪れられるのです。

アス・パム男
駅前には道の駅があり、レンタカーやレンタサイクルの受付も行っています。
今別町のオススメ観光スポット
東京から新幹線一本で行ける田舎:今別町にはオススメの観光スポットがたくさんあります。
道の駅いまべつ半島プラザアスクル

転載:今別町ホームページ
奥津軽いまべつ駅に隣接する道の駅「いまべつ半島プラザアスクル」は、今別町の特産品やお土産などが手に入る施設です。
道の駅内にあるレストランでは今別の特産牛「今別牛」のステーキや「もずくうどん」を食べられます。
観光案内所やレンタカー、レンタサイクルもあり、今別町をはじめとする奥津軽観光の拠点になるので、新幹線を降りたらまずここに向かう事をオススメします。※津軽鉄道「津軽中里駅」行きのバスもあります(¥1200)
営業時間:物産館9:00~19:00
(12月~3月まで~18:00)
レストラン11:00~16:00
アクセス:奥津軽いまべつ駅から徒歩1分
赤根沢の赤岩
隠れた観光スポットと言えるのが、赤根沢の赤岩。
写真では赤く見えませんが、この赤色は天然の酸化第二鉄(ベンガラ)という顔料で、かつては神社などの赤い塗料に使われていたそうです。
幕府への献上品にもされるほど貴重な資源で、これほどまで酸化第二鉄が露出している地域も珍しいみたいです。
道路沿いにあるのですが、目立たなくて素通りしてしまいそうになるので要注意。
奥津軽いまべつ駅より車で20分
青函トンネル入口広場
一見普通の公園に見えるこちらは、青函トンネル入口広場と言います。
名前のまんまで青函トンネルの本州側入り口にある公園となっています。
そして最大の魅力が、新幹線を間近に見れるというところ。

近くで風を感じられます
広場駐車場には売店やトンネル神社などもあるので、面白い公園だと思います。

トンネル神社
奥津軽いまべつ駅より車で12分
袰月海岸
津軽国定公園に指定されている景勝地の袰月海岸は、今別観光では外せないオススメ観光スポット。
断崖と岩礁が3kmにわたって続いており、自然の迫力を感じさせられます。
遠く北海道や下北半島まで見える絶景ポイントとなっている他、釣りでも人気のポイントとなっています。
奥津軽いまべつ駅より車で20分
高野崎(潮騒橋と渚橋)

高野崎から眺める潮騒橋と渚橋
袰月海岸のダイナミックな海と荒々しい奇岩を、高台から眺められる高野崎。
その高野崎灯台から小島のような岩場に渡る赤色の橋が潮騒橋と渚橋です。
近くに行くとこんな感じ。
かなりゴツゴツした岩場が広がっています。
観光はもちろん磯遊びや釣りもできるそうで、実際に魚やカニなどの生き物が上からも見ることができました。
下に降りる階段はちょっと大変ですが、家族連れでも楽しめるオススメスポットだと思います。

アス・パム男
奥津軽いまべつ駅より車で20分
荒馬の里資料館

UOTO
今別町伝統の祭り:荒馬まつり。
荒馬まつりとは、馬役の男性と手綱取りの女性が2人1ペアとなって踊る郷土芸能です。
そんな荒馬まつりで使用される道具などの展示がされているのが、荒馬の里資料館になります。
廃校を利用した資料館で、懐かしい小学校の雰囲気を感じながら荒馬の歴史を学ぶことができます。
奥津軽いまべつ駅より車で5分
奥津軽いまべつ駅より徒歩で30分
今別町へのアクセス
今別町は北海道新幹線奥津軽いまべつ駅があるので、首都圏からのアクセスは良好。※ただし本数は少なめ
二次交通については在来線のJR津軽線がありますが凄く本数が少ないので、今別町を拠点に奥津軽観光をする際は、レンタカーが必須になります。
新函館北斗駅→奥津軽いまべつ駅(約50分)
新青森駅 →奥津軽いまべつ駅(約15分)
東京駅 →奥津軽いまべつ駅(約3時間35分)
自家用車
東北自動車道青森I.C.→今別(車で1時間30分)
新幹線を降りれば、そこは故郷
都会の喧騒に疲れてしまった方や日々の仕事にストレスを感じてしまっている方は、新幹線1本で行ける田舎:今別町を旅してみませんか?
東京から新幹線で3時間半、駅を降りればそこに心休まる故郷があります。
今別ののどかな田舎風景や綺麗な海を見ていると、ゆっくりとした時間が流れて日々の忙しさを忘れるほどです。
”新幹線駅を降りバスに乗って田舎に行く”というのはよくありますが、この今別町は新幹線駅を降りた瞬間から田舎旅がスタートします。
観光以外でも過去に数回訪れていますが、何度行ってものどかな雰囲気。

荒馬まつり 開催日:8月4日~7日
新幹線が開業しても変わらない風景で出迎えてくれる今別町。
何もないのが素晴らしい。
そして人は温かい。
日本一利用者の少ない新幹線駅を拠点に、今別町を訪れてみてはいかがでしょうか?
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