車なしでも楽しめる下北半島の観光スポット【8選】
“下北”といえば東京の下北沢を思い浮かぶ人も多いと思いますが、今回は“青森の下北”である『下北半島』をご紹介します。
マグロで有名な【大間】や、【恐山】【海上自衛隊大湊基地】も、この下北半島に含まれています。
交通アクセスが弱く、よく“陸の孤島”なんて言われることも多い下北半島。
車がないと不便なエリアですが、車がなくとも観光することは可能です。
そんな車なしでも楽しめる下北半島の観光スポットを簡単にご紹介します。
下北半島とは?
手始めに『下北半島』について簡単に書いていきます。
下北半島とは青森県の北部にある鉞状の半島の事で、8市町村から成り立っています。
周囲を陸奥湾・津軽海峡・太平洋に囲まれているので、大間のマグロや風間浦村のアンコウ、横浜町のナマコなどの海の幸が豊富な他、極寒の地に生きる馬の寒立馬(かんだちめ)、脇野沢村の北限のニホンザルなど多くの動物、恐山や仏ヶ浦など多くの観光スポットが存在します。
下北半島へのアクセスは主に、
となっています。
しかし鉄道・フェリーの本数は少なく、下北半島を訪れるなら自家用車が一般的。
ですが、車がなくても行ける観光スポットをここではご紹介します。
車なしでも行ける下北半島の観光スポット
ここで記載する時間・料金は変更になっている場合がありますので、最新の情報は公式ページをご覧ください。
下北観光案内所
下北半島を観光する前に立ち寄って欲しいのが『下北観光案内所』
JR下北駅前にあるため、気軽に訪れることが可能です。
下北観光案内所のある【むつ市】はホテルなどの宿泊施設も多く、下北観光の拠点となっています。
まさかりプラザ
下北半島のお土産を手に入れるなら『まさかりプラザ』
市街地にあり駅から離れていますが、徒歩で散策しながら訪れることも可能です。
近くには下北交通大畑線の【田名部駅跡】や下北の情報発信施設【むつ来さまい館】もありますので、併せてお楽しみください。
大湊エリア(北洋館・安渡館など)
海上自衛隊の基地でお馴染みの『大湊エリア』
【北洋館】や【安渡館】などの観光スポットが多く点在しているエリアです。
海上防衛の資料を数多く展示
・北の防人大湊 安渡館
むつ市の観光情報センターとしての役割
・海上自衛隊大湊基地
青森県以北の海上防衛拠点
・旧大湊水源地水道施設
石積づくりの日本最古のアーチ式ダム
最寄り駅はJR大湊駅となっていますが、距離があるため、バスやタクシーの利用がおすすめです。
恐山
『恐山』は比叡山・高野山と並ぶ日本三大霊場の一つで、年に2回ほど行われる大祭には全国から多くの参詣者が訪れます。
山奥にあるため徒歩で訪れるのは難しいですが、JR下北駅より路線バスが走っています。
下風呂温泉
本州最北端の温泉街である『下風呂温泉』
昔ながらの共同浴場、旅館や民宿が立ち並んでいます。
下風呂温泉街には、鉄道は通っておらずバスの利用が必須。
温泉街には戦争の資材不足により未完成で終わった大間鉄道の鉄道遺構が残っており、現在は観光用遊歩道【メモリアルロード】として使われています。
仏ヶ浦
巨石・奇岩が立ち並ぶ景勝地『仏ヶ浦』
白色の凝灰岩が2キロほど連なり、“青森のカッパドキア”とも言われています。
仏ヶ浦は陸上からでも楽しめますが、おすすめは仏ヶ浦観光遊覧船で海上から楽しむこと。
遊覧船に乗れるのは佐井村の観光拠点【津軽海峡文化館アルサス】です。
・JR下北駅よりバス(佐井線)で2時間30分
・大間フェリーターミナルからバスで20分
バス料金
・JR下北駅から:2500円
・大間フェリーターミナルから:710円
公式ページ
仏ヶ浦海上観光
下北交通時刻表
大間町エリア
“大間のマグロ”で有名な『大間町』。
本州最北端の【大間崎】といった見どころや、大間のマグロを食べられる飲食店が数多くあるエリアです。
鉄道はなく、大間エリアへのアクセスはバスもしくはフェリーとなっています。
・JR下北駅よりバス(佐井線)で1時間40分
・函館フェリーターミナルから1時間30分
料金
・バス:2090円
・フェリー:2160円~
公式ページ
大間町観光協会
下北交通時刻表
津軽海峡フェリー
横浜町エリア
ナマコや菜の花が有名な『横浜町』
【菜の花畑】は日本有数の作付面積を誇り、毎年5月には多くの観光客が訪れます。
某アニメの聖地でもあります。
そんな横浜町へは、鉄道(JR大湊線)やバスで訪れることが可能。
下北半島のおすすめグルメ
下北半島を観光で訪れた際に、絶対食べて欲しいグルメをご紹介します。
海軍コロッケ・大湊海自カレー
『海軍コロッケ』は明治時代に誕生したコロッケで、下北の食材をふんだんに使っているのが特徴です。
『大湊海自カレー』は、大湊基地に所属する艦艇のレシピを再現したカレーです。
どちらもむつ市内の飲食店で提供されています。
下北ワイン
下北半島で生産されたワインブドウを使った『下北ワイン』
冷涼な風「やませ」が吹き、果樹づくりに不向きな下北半島で作られたため“奇跡のワイン”とも言われています。
多くのワインコンクールで受賞し、アジア最大級のワインコンクールでは金賞にも輝いています。
その中心なのが【サンマモルワイナリー】という会社で、化学肥料・除草剤を一切使用しない下北ブドウのみを使用して製造しています。
下北ワインは下北半島のお土産店の他、ネットでも購入できます。
風間浦アンコウ
下北半島の風間浦村ではアンコウ漁が盛んで、新鮮な鮟鱇のみを選別した『風間浦アンコウ』
新鮮なため、全国的にも珍しい鮟鱇の刺身をいただくことができます。
風間浦村あんこうの提供店は、公式ページをご覧ください。
大間マグロ
全国的に有名な『大間のマグロ』もぜひ食べて欲しい下北半島グルメ。
なかなか食べることができないブランドマグロでも、大間に来ればいつでも気軽に食べることが可能。
大間マグロが食べられる飲食店は公式ページでご覧ください。
下北半島の観光は車なしでも大丈夫!
“陸の孤島”と言われている下北半島ですが、車がなくとも観光は可能です。
まずは、
・フェリー(津軽海峡フェリー・むつ湾フェリー)
といった手段で下北半島を訪れて頂き、そこからバスなどを利用してください。
下北半島には素晴らしい景色・美味しいグルメなどがたくさんあるので、ぜひ一度訪れてみてください。
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