下北半島の見どころとグルメを紹介!【青森の下北!?】
「下北」といえば東京の下北沢を思い浮かぶ人も多いと思いますが、今回は”青森の下北”である下北半島の見どころをご紹介します。
みなさんご存じマグロで有名な大間や、恐山、海上自衛隊大湊基地もこの下北半島に含まれています。
意外と有名な場所も多いのですが、下北半島という場所を知らないって人も多いかと思います。
下北半島とは?という部分から、下北半島の見どころ・グルメをメインに取り上げていきますので、下北観光の参考にしてみてください。
下北半島とは?
下北半島とは、青森県の北部にある鉞状の半島の事で8市町村から成り立っています。
周囲を陸奥湾・津軽海峡・太平洋に囲まれているので大間のマグロや風間浦村のアンコウ、横浜町のナマコなどの海の幸が豊富な他、極寒の地に生きる馬の寒立馬(かんだちめ)、脇野沢村の北限のニホンザルなど多くの動物、恐山や仏ヶ浦など多くの観光スポットが存在します。
そんな下北半島ですが鉄道が通っていないエリアも多く、「陸の孤島」なんて言われるくらいアクセスが難しい地域でもあります。
だからこそ手つかずの自然が残っていたり、知られざる観光スポットもあるなど隠れた魅力も多いのです。
下北半島へのアクセス
下北半島へのアクセスは主に、
・電車(JR大湊線)
・フェリー(津軽海峡フェリー・むつ湾フェリー・シィライン)
となっています。
しかし電車・フェリーの本数は少なく、また下北を一周するには車は必須と言えるかもしれません。
期間限定運行もあるので、詳しくは各社のホームページをご覧ください。
下北半島のオススメしたい見どころ!

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恐山(むつ市)
恐山は比叡山・高野山と並ぶ日本三大霊場の一つで、年に2回ほど行われる大祭には全国から多くの参詣者で賑わいます。
死者の霊を呼び起こす「イタコの口寄せ」もこちらで行われています。
恐山では硫黄泉が至る所から湧き出ており、ガスによって溶けた岩肌など雰囲気はまさに地獄。
硫黄のニオイと異様な雰囲気漂う恐山ですが、周りは自然豊かで天国と地獄の両方を楽しむことが出来ますよ。
一応観光地ではありますが、キャーキャー騒ぐような所ではありませんので、綺麗な心で散策しましょう。
仏ヶ浦(佐井村)
下北半島の隠れた見どころとして仏ヶ浦がオススメです。
仏ヶ浦とは自然が作り出した神秘的な奇岩地帯の事で、白色の凝灰岩が2キロほど連なっています。
青森~函館間のフェリーでも遠くから見る事が可能ですが、見るならやっぱり近くで見たいですよね。
そんなあなたにオススメなのが観光船です。
佐井村中心部から観光船が出ていますので、船上から仏ヶ浦の絶景を眺めてみませんか?※冬季休業
尻屋崎(東通村)
下北半島最東端、日本最大級のレンズを使った灯台がある岬が尻屋崎です。
ここには藩政時代から育てられている寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる馬がいて、ずんぐりとした体と愛くるしい動きで観光客を楽しませてくれます。
下北の温泉(むつ市・風間浦村)
下北半島には多くの温泉があり、その中でも有名なのが【下風呂温泉】と【薬研温泉】になります。
本州の果てにある下風呂温泉は懐かしい雰囲気を味わう事ができる昔ながらの温泉街で、共同浴場の他、旅館や民宿が立ち並んでいます。
温泉街には戦争の資材不足により未完成で終わった「幻の大間鉄道」と呼ばれる鉄道遺構が残っており、現在は観光スポットとして使われています。
薬研温泉は400年の歴史を誇る温泉で、温泉の湧き出る場所が漢方薬をすりつぶす器具に似ていたことから薬研と名付けられました。
薬研温泉から車で上流に5分ほど走ると奥薬研と呼ばれる場所に着くのですが、こちらには「かっぱの湯」と呼ばれる温泉があり、温泉好きが多く集まる秘湯スポットでもあります。
菜の花畑(横浜町)
「青森の横浜」である横浜町は日本有数の菜の花の作付面積を誇り、5月には町を黄色に染め上げます。
開花時期に合わせて、菜の花迷路などが目玉の菜の花フェスティバルが行われます。
周辺の風車と菜の花のコラボはヨーロッパにいるかのような気持ちになり、子供から大人まで楽しめるスポットです。
フェスティバル会期中は大渋滞が予想されますので、車で行く人は注意してくださいね。
下北半島のオススメグルメ
下北半島と言えば、大間のマグロが有名で2019年に3億3360万円で競り落とされるなど全国的知名度は高いですよね。

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下北半島グルメの一部をご紹介します。
下北のウニ

下北半島のウニは4月~8月が旬と言われ、その中でも産地の佐井村には旬のウニを食べられる店が多くあります。
中でも「ぬいどう食堂」のウニ丼は、ウニがふんだんに盛られウニ好きにはたまらない一品となっています。

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シーズンオフの時期には食べられないので、ぜひウニ漁シーズンに訪れてみてはいかがでしょうか?
海軍コロッケ・大湊海自カレー


海上自衛隊大湊基地があるむつ市で提供されているご当地グルメ。
海軍コロッケは明治時代に誕生したコロッケで、下北の食材をふんだんに使っているのが特徴です。
大湊海自カレーは大湊基地に所属する艦艇のレシピを再現したカレーです。
どちらもむつ市内の飲食店で提供されています。
提供店の確認は公式ホームページで!
下北ワイン
冷涼な風「やませ」が吹く下北半島は果樹づくりに不向きと言われていましたが、それでもワインブドウ作りに取り組み誕生したのが「奇跡のワイン」と呼ばれる下北ワインです。
多くのワインコンクールで受賞し、アジア最大級のワインコンクールでは金賞にも輝いています。
その中心なのがサンマモルワイナリーという会社で、化学肥料・除草剤を一切使用しない下北ブドウのみを使用して製造しています。
サンマモルワイナリーの下北ワインはネットでも購入できます。
横浜ナマコ
青森県の陸奥湾ではナマコ漁が盛んです。
その中でも横浜町で獲られる横浜ナマコが有名で、ナマコとしては全国で唯一商標登録されている地域ブランドです。
ナマコが苦手という人も多いと思いますが、厳しい寒さで育った横浜ナマコは身が引き締まっていてとても美味しいですよ。

アス・パム男
風間浦アンコウ
下北半島の風間浦村ではアンコウ漁が盛んで、全国でも珍しくアンコウの刺身を食べる事が出来ます。
風間浦アンコウというブランドは新鮮な物のみという基準で提供されています。

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主に風間浦村にある温泉街:下風呂温泉などで食べる事が出来ます。
青森の下北で観光しませんか?
”青森の下北”は若者の街でもファッションの街でもありません。
ですが見どころや美味しいグルメがたくさんあり、”あっちの下北”にも負けないほどの魅力があります。
メジャーな観光地もいいですがこういったあまり行く機会のない観光地も面白いと思いますし、下北半島には他の所に無い魅力があります。

マグロおじさん
冬の下北は大変かと思いますので、春になったら下北半島を訪れてみてはいかがでしょうか?
下北半島へ向かう大湊線沿線観光についてはこちらです。
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